日経賞といえばテンジンショウグンやネコパンチの様な超人気薄の馬が勝って大荒れになるイメージが強いが、ネコパンチが勝って以降の９年の結果を見ると割と堅めに収まっている。テンジンショウグンもネコパンチも江田照男騎手が乗っていた馬だ。今年は日経賞の生涯単勝回収率4021%の江田照男がいない。ということは大荒れにはならない年である。荒れるイメージの裏を突いて有力どころを狙っていこう。

　本命は昨年の菊花賞馬で、前走も有馬記念で５着に好走したタイトルホルダーとする。皐月賞２着もあり、ＧＩでの実績はこのメンバーでは群を抜いている。菊や有馬での好走が示す通り、長距離も問題ない。有馬記念はこのレースと同じコースで行われることもあり、上位馬はここでも素直に信頼しよう。

　相手は昨年のセントライト記念を勝ったアサマノイタズラとする。前走は嶋田純次騎手が騎乗してアメリカＪＣＣに出走して４着だった。今回は関東リーディングジョッキーの横山武史騎手に乗り替わりで大幅鞍上強化となる。横山武はこのレースの人気の一角であるヒートオンビートに騎乗していたが、敢えてテン乗りでアサマノイタズラに乗ってくるということはその方が勝算が高いからであろう。

　というわけで、上記２頭の馬連一点勝負としよう。