このレースはリピーターの活躍が多いレースであるが、昨年のこのレースの勝ち馬アカイイトが全く人気になっていない。そこで、アカイイトを本命とする。人気がないのは昨年の勝利がフロック視されていることと、近走の不振が原因だろう。しかし、昨年も今回と同じコースで行われたこのレースを勝っているのだから侮れない。近走は条件が合わずにパッとしないレースが続き、それで人気を下げているのだから、おいしいと言える。キズナ産駒はこのコースが得意であり、単勝回収率も300%を超える。昨年に引き続き手綱を取る幸騎手もまたコース巧者で、単勝回収率はなんと898%（いずれも過去３年）と激アツである。いずれも出走数は十分あり、昨年のこの馬が回収率を押し上げているわけではない。牝馬三冠馬や秋華賞好走馬が注目される中で、完全に人気の盲点になっているこの馬を軸としよう。

　相手筆頭は府中牝馬Ｓの勝ち馬イズジョーノキセキ。府中牝馬Ｓ最先着馬はエリ女で好走することが多い。この馬は府中牝馬Ｓは頭差で勝っただけということもあり、あまり人気になっていない。しかし、その時に負かした相手はソダシである。ソダシがここに出てきたら勝ち負けになるだろう。そのソダシに勝ってここに臨むというのは評価できる。

　その他の馬では三冠牝馬のデアリングタクト、秋華賞１，２着のスタニングローズ、ナミュールを始めとして、ピンハイ、マジカルラグーン、アンドヴァラナウト、ウインキートス、ウインマリリン、ウインマイティー、ジェラルディーナといったところに流しておこう。