皐月賞トライアルレースだが、近年は有力馬は弥生賞や他の重賞を使うことが多く、皐月賞に勝つことよりも出ることが目標の馬のレースとなっている。拮抗したメンバー構成だが、まずは消去法で絞り込もう。

　スプリングＳの過去10年のデータから、

• 前走新馬・未勝利戦の馬は連対実績がない
• 前走５着以下の馬は馬券圏内がない

　さらに、フェノーメノ産駒はこのコースと相性が悪く９戦して連対は無く、３着が１回あるだけだ。オウケンボルトはその唯一の３着なのだが、それがオープンならまだしも未勝利戦なので大きな評価はできない。というわけで、オウケンボルトも消すこととする。

　残った馬の中から、本命とするのはアルナシームだ。このコースと相性の良いモーリス産駒で、さらに、叔父に皐月賞馬アルアイン、ダービー馬シャフリヤールがいる超良血馬である。いまだ１勝クラスの身であるが、朝日杯フューチュリティＳで４着に来た実力馬である。ここでぜひとも皐月賞の出走権を確保しておきたいところなので、万全の仕上げで臨むことだろう。皐月賞本番はともかく、ここでは勝ち負けと見た。

　相手は消去法で残った馬、ビーアストニッシド、ソリタリオ、アライバルとする。本線はコースとの相性を考慮してもう１頭のモーリス産駒ソリタリオとしよう。