本命はセントウルＳでレコード勝ちをしたメイケイエール。昨年のこのレースでは４着だったが、昨年はこのレースとの相関性の低いキーンランドＳからの参戦だったのに対し、今年は王道とも言えるセントウルＳからの参戦で、昨年よりもメンバーが手薄なので、今年は勝機だ。軸はこの馬で堅い。

　相手筆頭は穴狙いでジャンダルムとしよう。中山芝1200mコースで３戦２勝でそのうち１勝は重賞のオーシャンＳというコース巧者である。唯一の敗戦は昨年のこのレース（11着）なのだが、昨年は内が伸びる馬場状態で外を回らされて力を出せなかった。今年も先週のレースを見ている限りでは内が伸びる馬場状態だが、今年は内枠を引き枠順に恵まれた。前走の北九州記念はハンデと枠順に恵まれずに惨敗したが、あくまで叩き台なこともあるし参考外でいいだろう。

　もう１頭３歳牝馬のナムラクレアを押さえておこう。桜花賞３着の実力馬である。函館スプリントＳで50kgと軽斤量だったものの見事に勝利してスプリントへの適性を示した。現時点では大崩れしておらず、３歳牝馬なので53kgで出走できるのも心強い。人気だが押さえておこう。

　人気の一角のシュネルマイスターは３歳馬ながら安田記念で勝ち馬とタイム差なしの２着に好走と実力を見せているが、本質的にマイラーだと思うので消し。母父がサドラーズウェルズ系でスタミナ血統なのでもう少し距離が伸びた方がいいだろう。スプリント戦未経験馬がスプリントＧＩで人気になっていると買いづらい。