今年から騎手のなり手を確保するために斤量規定が見直された。ハンデ戦については細かい規定が定められているかどうかも確認できていないが、概ね昨年より1kgほど多い負担となっていると思えばいいのだろう。そんな中、この愛知杯に50kgの斤量で出走する馬がいる。

　そのハンデ50kgの馬ビジンを本命としよう。ハンデ戦で穴を開ける馬といえば「軽ハンデの酒井学」である。その酒井騎手が騎乗する。酒井は体重が軽い騎手の中では腕の立つ騎手であるということが、軽ハンデで穴になる理由だろう。今年から斤量規定が見直されたことで、昨年までよりは体重の軽さという利点を活かす機会が減りそうだが、ここはチャンスである。馬自体はダートで３勝しているが、芝では未勝利な馬だ。特にダートのレースに出走したここ３戦は軽ハンデでも結果を出せていない。今回が久々の芝のレースとなるが、格上挑戦の重賞である。芝でも勝ち星はないものの２着に好走したことはあり、２着だったレースは一度ダートを挟んでの出走だった。ダートを経験することにより力をつけている可能性がある。また、今回は雨で馬場が重くなる可能性が高く、その場合、軽斤量とダートをこなせるパワーが活かせそうだ。一発の有りそうなビジンを本命としよう。

　相手は昨年のこのレースの２着馬（ただし今回は斤量が昨年比+3.5kgのトップハンデ）マリアエレーナを対抗とするが、どの馬が来てもおかしくないハンデＧIIIなのですべての馬に流そう。