本命はガイアフォース。このレースと同じコースで行われた昨年のセントライト記念を勝った馬だ。菊花賞は距離が長すぎたのと直線でごちゃついたのもあってか８着に敗れたが、１番人気に支持されていた馬だ。今回はその菊花賞以来の出走。実績のある中山芝2200mに戻ってきた。今回は鞍上がルメール騎手に変更となったが、ルメールはこのレースを得意としている騎手である。陣営も勝負がかりなのだろう。軸はこの馬で決まりだ。

　問題は相手をどうするかだ。エピファニーが２番人気に支持されているが、前走準オープンの馬が別定ＧIIに出走という割には人気になりすぎていると思う。血統的にこの距離はこなせると思うが、1800mしか経験がないのも不安材料だ。勢いはあるが、それ以上に人気になりすぎているので、静観が妥当だろう。

　相手は20年のセントライト記念勝ち馬で昨年のオールカマーでも後のエリザベス女王杯馬ジェラルディーナの４着に好走したコース巧者バビット、近走はパッとしないものの一昨年のこのレースの勝ち馬アリストテレス、人気どころではこのコースが得意なモーリス産駒のノースブリッジを押さえておこう。