日本ダービーと同じ東京芝2400mで行われるダービートライアルである。重賞どころかオープンを勝った馬もおらず、ここでダービー出走権を確保しておきたい馬ばかりで混沌としている。

　この混戦の中、素質に期待してグランヴィノスを本命とする。持ち馬がそれほど多くはないのに重賞馬を何頭も所有してきている抜群の相馬眼の持ち主である佐々木主浩氏（通称大魔神）の持ち馬である。母はハルーワスウィートで、同氏が所有していたヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスなどの弟という良血馬である。前走の京都２歳Ｓでは血統背景からかキャリア１戦ながら１番人気に支持されたものの６着に敗れた。しかし、休養して一息入れた今回は成長も見込めて一変の可能性がある。素質は高いはずなので、ここで日本ダービーの出走権を手にしたいところだ。

　相手本線はスキルヴィング。前走はこのレースと同じ東京芝2400mで行われたゆりかもめ賞を３馬身差で圧勝している。コース適性は実証済みだし、特別戦勝利というだけでもこのメンバーでは実績上位だ。

　単穴はメイテソーロ。川田騎手がグランヴィノスではなくこちらに騎乗するのが不気味だ。川田もしくは彼のエージェントがこちらを選んだのか、レーン騎手にグランヴィノスを取られたのかはわからないが押さえておこう。デビューから６戦とキャリアを積んでおり、その全てで馬券に絡んでいる安定ぶりだ。

　その他の馬では東京スポーツ杯３着の実績があるハーツコンチェルトと、東京芝2400mの回収率が高いキズナ産駒４頭を相手に押さえておこう。