本命は皐月賞馬ソールオリエンスとしよう。皐月賞では４コーナーで逆手前となり外に膨れたが、その後の瞬発力が凄かった。キャリアわずか３戦で荒削りな面があるが、能力はかなり高い。コーナーをスムーズに曲がれないのが課題だが、このレースが行われる東京芝2400mのような距離の割にコーナー数の少ないコースでこそより真価を発揮できるだろう。また、キャリアが浅いことからまだ底を見せておらず、伸びしろにも期待できる。鞍上の横山武史騎手は24歳と若いので独特の雰囲気のあるダービーの重圧に耐えられるのかという意見もあるが、エフフォーリアをハナ差２着に持ってきた実績と経験がある騎手なのでその心配は要らない。４戦無敗のダービー馬＆24歳のダービージョッキーの誕生に期待しよう。

　相手はスキルヴィング。青葉賞の勝ち馬だが、その青葉賞を含む東京芝2400mのレースで２戦２勝である。コース適性は抜群だ。ルメール騎手は皐月賞では１番人気（３着）のファントムシーフに騎乗していたが、今回はファントムシーフではなくスキルヴィングを選んだ。どちらも強い馬ではあるが、スキルヴィングの方がより勝利に近いとの判断なのだろう。ルメール騎手（or彼のエージェント）の判断を信じて、この馬で勝負しよう。

　結果的に狙った馬が前売り１，２番人気となっているが、日本ダービーは堅めに決まることが多い。堅いが、上記のキタサンブラック産駒２頭の馬連一点で勝負しよう。