春以来久々の府中開催で、ＧＩ級の馬が多く出走することから、毎年のようにＧＩ並みに盛り上がるＧIIである。今年は天皇賞（秋）の前哨戦というよりはマイルＣＳの前哨戦と言える様なマイラータイプの馬が集まった。

　本命はマイルＧＩ３勝でサウジアラビアの重賞も勝っているソングラインとする。前売り１番人気だが、毎日王冠は１番人気馬は過去10年で７勝しており、さらに５連勝中と近年はますます活躍する傾向が強い。今回は初距離となるが、キズナ産駒は東京芝1800mでの成績が良く回収率も高いことから、こなせるだろう。実績を考えるとこの馬で鉄板だ。

　対抗は一昨年のこのレースの覇者シュネルマイスター。安田記念で昨年も今年もソングラインに負けているが、ＮＨＫマイルカップではハナ差ながら先着している。また、ＧＩでは2kgの斤量差が、今回は1kgに縮まっている。逆転もありえるだろう。ソングラインに対抗できる馬はシュネルマイスターしかいない。

　堅い予想だが、堅く決まる傾向の強いレースなので、上記２頭の馬連一点で手堅く勝負だ。