雨の中、稍重で行われたＮＨＫマイルは、内田博幸騎手騎乗のシャンパンカラーが制した。直線で数頭がひしめき合う中でシャンパンカラーが抜け出すと、ウンブライルが後方から猛追して並びかけた。しかし、シャンパンカラーが頭差振り切った。これで東京芝1600mコースは３戦３勝である。まさにコース巧者だ。

　２着はウインブライドル。ニュージーランドトロフィーに続いて２着だった。最後は良い脚で追い込んできて、勝ち馬に並ぶところまでは行ったが、惜しくも２着だった。

　というわけで、ニュージランドトロフィーの３着馬と２着馬のワンツーとなった。そのＮＺＴも稍重だったので、同じ様な馬場状態の今回もＮＺＴ上位勢が来たのかもしれないが、そこを勝ったエエヤンは直線で不利もあり、９着に敗れた。

　ところで、ウチパクのＮＨＫマイルカップ勝利といえば、中央移籍前の2007年に人気薄のピンクカメオで勝ったのを思い出す。実際、ＮＨＫマイルＣを勝ったのはそれ以来だ。その時も雨で稍重の中を必死で追って掴んだ勝利だった。あの時は２着に本命のローレルゲレイロが来て、３着は最低人気ながら対抗にしてたムラマサノヨートーが来たので、その２頭を軸に３連複で総流しをしていたら100万馬券にありつけた筈であり、惜しかったと思った。

　我が本命カルロヴェローチェは直線で早めに先頭を伺うが、脚が保たずに５着に流れ込むのがやっとだった。ピンクカメオの時は私の馬券も惜しかったのだが、今回は惜しいというほどでもなかった。

外れ