日経賞は荒れるイメージがあったのだが、近年はそうでもなくなってきており、１番人気馬が４年連続連対中である。かつてはテンジンショウグンやネコパンチ（両方とも江田照男騎乗）のような単勝万馬券クラスが勝って大穴を開けていたが、傾向が変わってきている。今年は日経賞生涯回収率4356%の江田照男騎手も騎乗していないし、堅く収まるだろう。

　本命は昨年の菊花賞馬アスクビクターモアとする。菊花賞以来の出走だが、その菊花賞の２，３着馬は先週の阪神大賞典でワンツーを決めており、２着のボルドグフーシュは有馬記念でも古馬相手に２着とレベルが高いレースだった。アスクビクターモアは大崩れせず堅実な走りをする馬なので、ここでも本命としよう。

　相手は昨年のこのレースの勝ち馬でＧＩ３勝のタイトルホルダー。前走の有馬記念は惨敗だが、それは凱旋門賞の遠征後でうまく仕上がっていなかったからである。前走（＆その前の凱旋門賞）は度外視して良い。先週の阪神大賞典の予想でもディープボンドについて同じ様なことを書いたら５着に敗れたが、この馬は大丈夫だろう。昨年より斤量が2kg多くなっているものの、昨年勝ったこの舞台で期待しよう。

　ガチガチに堅いが、この２頭のボックスで勝負。この２頭に次ぐ前売り３番人気のライラックはオルフェーヴルのこのコースでの成績が良くないので消しとする。