本命は文句なしにリバティアイランドとするしかないだろう。阪神ジュベナイルフィリーズを勝って、そこからぶっつけでの桜花賞制覇だ。その桜花賞は上がり32.9秒という驚異の末脚だった。今回は距離が伸びるが、府中の長い直線ではその爆発力のある末脚を存分に活かせるだろう。桜花賞を鉄砲で使ってきたのは、オークスをターゲットに見据えてのことなので、オークスでこそ期待できる。

　対抗は桜花賞２着のコナコースト。桜花賞では本命としたが、それはキタサンブラック産駒の阪神芝1600mでの回収率がかなり高いからというもの。同産駒の東京芝2400mでの回収率はというと単勝回収率24%とかなり低い。とはいうものの勝率15.4%なのでこのコースは得意と言える。今回はレーン騎手に乗り替わりだ。他の有力馬が継続騎乗がほとんどの中で、この鞍上強化は心強い。逆転もあるだろう。

　相手２番手はライトクオンタム。桜花賞は休み明けのせいか８着に敗れてが、一叩きした今回は変わり身も期待できる。牡馬相手にキャリア１戦ながらシンザン記念を勝った実力馬だ。キャリアは浅いが伸びしろが大きそうなので狙ってみよう。桜花賞では２番人気だったが、その敗戦により今回は人気を落としているので狙い目である。

　桜花賞でライトクオンタムに騎乗した武豊騎手は、オークスではソーダズリングに乗る。武が敢えて選んだ馬なので、この馬も押さえておこう。

　人気の一角のハーパーはたしかに距離が伸びるとプラスかもしれないが、人気し過ぎていると思うので、今回は消しとする。