前売り１番人気が阪神ジュベナイルフィリーズからの直行馬で、２番人気がシンザン記念勝ち馬だが、桜花賞の王道ローテーションといえばチューリップ賞からの参戦馬である。同コースの阪神芝1600mで行われ、間隔的にもちょうど良い。桜花賞はチューリップ賞上位馬が強いということで、チューリップ賞上位馬を中心に狙ってみよう。

　本命はコナコースト。チューリップ賞ではハナ差の２着で、敗れはしたものの勝ち馬との差はほとんどない。キタサンブラック産駒はこのコースが得意な上に単勝回収率が577%と驚異の数字である。厩舎２頭出しで勝負を懸けてきており、期待できそうだ。配当的な妙味を考慮して、この馬を本命としよう。

　対抗はチューリップ賞勝ち馬モズメイメイ。阪神芝1600mをともに逃げ切りで２連勝中である。チューリップ賞上位馬は前に行ける馬のほうが本番でも好走することが多い。今回も逃げ粘りに期待しよう。種牡馬のコース成績を見て本命はコナコーストとしたが、この馬も本命馬と比べて遜色ない。

　相手はシンザン記念を牡馬相手に制したライトクオンタム、阪神ジュベナイルフィリーズを強い勝ち方で制してそこから直行してきたリバティアイランド、クイーンＳ勝ち馬でルメール騎手騎乗のハーパー、チューリップ賞で勝ち馬とタイム差なしの３着のペリファーニアを押さえておこう。

　今回は本命対抗が紙一重で、しかもどちらも穴っぽく、正直どちらを本命にしようか迷った。というわけで２頭軸で流すこととしよう。