今年は７頭立てと寂しいメンバー構成となった。こんな少頭数だと堅く決まりそうに思えるが、人気は割れている。ここは敢えて本命は穴っぽい馬としよう。

　本命は前売り最低人気のシンゼンイズモとする。北海道でしか走っておらず、今回は５ヶ月ぶりの実戦である。しかし、エピファネイア産駒は中京芝1600mでは好成績であり、単勝回収率も250%と非常に高い。血統だけならコース適性を考慮するとこの馬が一番だ。それでいて人気がない。北海道のオープン以上ではパッとしない成績であり、しかも休み明けというの不安材料があるが、リフレッシュ効果と得意と思われるコースに変わっての一変に期待しよう。

　対抗はクファシル。モーリス産駒はこのレースが中京で行われたここ２年で４頭出走して３頭が連に絡んでいる。まさに、シンザン記念のスペシャリスト種牡馬だ（ただし現時点では中京限定）。コース自体はエピファネイア産駒の方が得意だが、シンザン記念に限ると同じロベルト系でもモーリス産駒が大活躍している。今回がデビュー２戦目とキャリアは浅いが、期待できそうだ。

　もう１頭、ライトクオンタムも押さえておきたい。牝馬ながら同週にある同距離のフェアリーＳではなく敢えてシンザン記念に使ってきたのだから勝算があるのだろう。武幸四郎厩舎の馬はフェアリーＳには出走していないので、使い分けということではなさそうだ。武幸四郎厩舎の馬に兄の武豊騎手が騎乗するこの馬を狙ってみよう。

　買い目は上記３頭のボックスとする。配当妙味を考えてシンゼンイズモに本命を打ったが、順当ならクファシルとライトクオンタムで決まるだろうから、当然「縦目」も押さえておく。