本命は二冠牝馬リバティアイランドで決まりだろう。ここまでアルテミスＳでクビ差負けした以外はパーフェクトな内容である。特にオークスは６馬身差の圧勝と力の違いを見せつけ、ますますパワーアップした感があった。トライアルを使わずオークス以来の出走であり、先を見据えてのローテーションのように見える。しかし、ここは三冠がかかったレース。たとえ目標は先にあったとしても、万全の仕上げで臨んでくるだろう。抜けた存在のこの馬の頭は堅い。

　相手本線は紫苑Ｓ勝ち馬のモリアーナ。紫苑Ｓは以前は大したトライアルではなかったのだが、重賞に格上げになってからは秋華賞の重要ステップレースとなり、毎年のように好走馬を出している。特にここ４年はすべての連対馬がオークス直行組と紫苑Ｓ組で占められている。モリアーナは紫苑Ｓを勝っている割りには人気がないので狙い目だ。春まではマイルばかり使われていたが、紫苑Ｓで距離が伸びて好走しているので距離も問題ない。むしろマイルよりも2000mの方が合っている可能性もある。

　その他の馬ではローズＳをレコード勝ちしたマスクトディーヴァと、穴狙いでこのコースでの連対率が33.3%で単勝回収率が471%（いずれも過去３年）のハービンジャー産駒エミューを押さえておこう。

　リバティアイランドが負ける可能性は極めて低いので、リバティアイランド頭の馬単で勝負！