ローカルハンデＧIIIといえば荒れるイメージが強いが、今回は極端に斤量が軽い馬もこれぞという超穴馬もいないということもあり、ハンデの重い馬を本命とする。そもそも場所は中京だが本来は京都で行われるレースなので、ローカルではないし。

　本命はトップハンデ59kgのウインマーベル。昨年のスプリンターズＳ２着馬で、オープン・重賞で４連続連対中である。中京芝1200mも重賞の葵Ｓを勝っており、コース適性も問題ない。59kgという斤量は気になるが、前売り２番人気のスプリンターズＳ２番人気（５着）馬ナムラクレアは56.5kgなものの牝馬で2kgのアローワンスがあるため、実質的に0.5kgしか違わない。斤量が気になるがそれを克服できれば実力面で勝るこの馬が勝てるだろう。

　相手筆頭は前述のスプリンターズＳ２着馬ナムラクレア。スプリンターズＳでは結果は５着だったものの勝ち馬とは0.2秒差の惜敗である。前走スプリンターズＳ組はここでは休養明けとなるが、好走率が高い。ＳＳ上位入線のこの馬は狙い目だ。

　それから、前走準オープンだが４連勝中と勢いに乗っておりコース実績もあるマッドクールを狙ってみよう。押し出され気味に前売り１番人気であるが、勢いがあるので侮れない。

　その他の馬では昨年の高松宮記念３着キルロード、京阪杯勝ち馬のトウシンマカオが押さえ。