3600mという超長距離を正面スタンド前の急坂を３回登るスタミナ勝負の名物レースである。割と堅めのレースだが、今年は混戦模様である。

　本命は一昨年２着で昨年４着のアイアンバローズとする。このレースは特殊な距離・コースで行われるためかリピーターが多いレースである。過去に好走歴のあるこの馬は、間違いなくコース巧者だ。今年はレベルが高いところを使われていることもあり結果を出せていないが、過去に実績のあるこの特殊コースでは力を発揮できるはずだ。このレースではオルフェーヴル産駒が強く、近３年で20年１，２着、21年２，３着、22年１着という好成績である。コース回収率もベタ買いプラスレベルである。半弟に春天勝ち馬のジャスティンパレスがおり、母系の血統も長距離適性が高い。本命はこの馬で決まりだ。

　他のオルフェーヴル産駒も期待が持てそうだ。ヒュミドールはダイヤモンドＳ３着、メロディーレーンは昨年のこのレースでアイアンバローズにクビ差の５着と好走している。このレースでの活躍が目立つオルフェーヴル産駒だけに、この２頭も押さえておこう。

　その他の馬では、勢いと伸びしろのある３歳馬キングズレイン、天皇賞・春で３着のテーオーロイヤルを押さえておこう。

　確たる軸となる馬がいないので、上記５頭のボックスで勝負だ。