本命はフィリーズレビュー勝ちから桜花賞で５着に好走したエトヴプレとする。もともと1200mで活躍していた馬で桜花賞は距離延長だったが５着に健闘した。今回は得意な1200mに戻るので堅いだろう。藤岡佑介騎手はこのレースが重賞昇格後[2,0,0,1]と好相性であり、重賞昇格前にも勝ち星を挙げている。重賞昇格前を含め過去10年で１，２番人気に騎乗したときは３戦３勝で、人気を集めている今回は逆らえない。この馬は先日落馬事故で亡くなった藤岡康太騎手でデビューした馬であり、それに加えて父の厩舎の馬となれば、兄の祐介騎手も亡き弟のために絶対勝ちたいと気合が乗っていることだろう。

　対抗はもう１頭の重症勝ち馬カルチャーデイ。ファンタジーＳの勝ち馬である。このレースでは不利な大外枠でなければ本命にしようと考えていた馬だ。ファインニードル産駒はこのコースが得意であり、回収率も高く、実績が上位な割に人気のないこの馬は狙い目だ。葵Ｓは８枠の馬はことごとく来ないが、京都芝1200m自体は特に枠順による有利不利がないコースなので、枠順だけで消すわけにはいかない。

　その他の馬ではファルコンＳ２着のオーキッドロマンス、橘Ｓ勝ち馬ガロンヌ、最内枠を引き当てたファルコンＳ４着馬ナムラアトムを押さえておこう。

　買い目はエトヴプレから流すが、逆転の可能性も大いにあるカルチャーデイは馬連、それ以外の狙い馬には馬単頭で流すこととする。