上位拮抗のメンバー構成だが、過去の傾向から４歳馬が圧倒的に強いレースということもあり、４歳馬の中で最も有力なサヴォーナを本命とする。前走はこのレースの最有力ステップのオールカマーであり、４着だったが勝ち馬とのタイム差はわずか0.2秒と力は出せている。ハンデは57.5kgと重めだが、若い時の実績のせいでハンデが重くなっている高齢馬とは違い、今現在の勢いがそのままハンデに反映されているだけである。また、ハンデ戦では斤量に「.5」の付く馬が好走することが多い。大崩れしないタイプのこの馬を本命としよう。

　相手筆頭はクロミナンス。７歳になった今年になって重賞初挑戦だったがＧIIで３戦してすべて馬券圏内に入っている。特にこのレースと同じコースで行われた目黒記念で勝ち馬とタイム差なしの３着というのが心強い。ハンデ戦では高齢の重ハンデ馬は買わないほうが良いのだが、この馬は外せない。年齢の割に出走数が少なく馬体はまだ若いし、ハンデが重いのも若い時の実績のせいではなく現在の勢いのせいなので。