ローカルハンデＧIIIらしく人気が割れているが、今回は人気サイドのロードデルレイを本命とする。これを書いている時点で１番人気だが、最終的には１番人気にならない可能性もある。前走のアンドロメダＳは楽に逃げられる展開となったデシエルトに逃げ切られて２着だったが、そのレースとレベルが高かった神戸新聞杯（0.1秒差４着）以外はすべて勝っていて底を見せていない。東京、新潟外回りといった左回りで直線の長いコースで実績のある馬なので、中京は初めてだがこなせるだろう。ハンデも57.5kgと絶妙の斤量だ。ハンデ戦では斤量が「.5」の馬を買えという格言があるので狙える。今回は主戦の川田騎手が香港遠征の移動の関係で騎乗できないが、代打騎乗の西村騎手はこのコースが得意な騎手である。体質面に問題があったこともありまだ重賞は勝っていないが、ＧＩを勝てるだけの素質はある。ここで初重賞制覇を決めたいところだ。

　相手筆頭は穴っぽいところを狙ってアドマイヤハレー。前走のアルゼンチン共和国杯は今回と同じ55kgを背負って0.2秒差の４着と結果を残している。今回は500mの距離短縮となるが、父がマイラーのモーリスなので距離短縮は問題なく、この馬自身も1800m〜2000mで実績がある。穴を開けるとしたらこの馬だ。

　その他の馬では、前走は福島記念で惨敗したものの中京コースへの適性が高いフライライクバードと、12月に移って以降のこのレースは短期免許の外人騎手が強いのでドイル騎手騎乗のクルゼイロドスルが狙い目。その他の押さえとしてマテンロウレオ、キングズパレス、デシエルト、コスモキュランダに流しておこう。