前売り１番人気は東京の新馬戦で圧勝したサトノカルナバル。しかし、東京デビューの転戦馬は函館２歳Ｓではことごとく凡走しており、過去10年で６頭出走していて馬券圏内に来た馬はいない。人気になっても負けるパターンである。しかもこの馬の前走の圧勝はレーン騎手が導いたことも大きいだろう（他の騎手が乗っても着差が縮まるだけで勝てたかもしれないが）。もともとキャリアの浅い馬ばかりで比較が難しいため、人気はあまり当てにならないレースである。この危険な人気馬を切って、別の馬で勝負しよう。

　本命は前走の函館1200mの新馬戦で５馬身差の圧勝をしたエンドレスサマーとする。ノーステッキで逃げ切った余裕の勝利であり、力が違った。そのレースと同じコースで行われる今回も、メンバーのレベルは上がっているとはいえ期待できるだろう。

　対抗はこちらも同コースの新馬戦勝ち馬であるエメラヴィを狙う。本命馬ほどの派手さはないが、14頭立てのレースで後続に２馬身半差の快勝だった。多頭数を経験した強みもあるだろう。

　それ以外では同コースの新馬戦を４馬身差で勝っている割に人気のないニシノラヴァンダと、このコースが得意で回収率も高いサトノクラウン産駒のヴーレヴーを押さえておこう。

　絶対的な軸に推せる馬がいないこともあり、上記４頭のボックスで勝負しよう。