テーオーロイヤルが長距離重賞３連勝で春天を制覇した。一昨年のこのレースでは惜しくも３着だったが、２年越しで勝利にたどり着いた。好位から直線で先頭に立つと、あとは抜群のスタミナを活かしてリードを広げるだけだった。最後にブローザホーンが凄い脚で追い込んできたものの、その頃にはセーフティーリードを確保しており、先頭をキープしたままゴールを駆け抜けた。

　先行したディープボンドが最後の直線の後半でも粘っていて、４年連続２着かと思われたが、ゴール手前でブローザボーンが良い脚で差して来た。結果として阪神大賞典組のワンツーとなった。ブローザボーンの末脚も強烈だったが、ディープボンドも７歳でも衰えていない。４年連続同一ＧＩで好走なんてなかなかできることではない。

　我が本命で１番人気のドゥレッツァは好位につけたが、勝負どころになると下がっていって、15着に敗れた。前半のペースが速かったのが影響したのかもしれないが、その割には道中２番手のディープボンドが３着に粘っているし、一か八かの大逃げしたマテンロウレオもドゥレッツァには先着している。キャロットファームの公式サイトによると「軽度の熱中症の疑いがある」とのことで、体調面に問題があったようだ。