有馬記念が終わった後に仕事納めの日という多くのサラリーマンにとって休みが取りづらいに日に行われるホープフルＳであるが、今年は土曜日に行われることとなった。ちなみに来年は有馬記念が最終日12/28（日）に行われ、ホープフルＳはその前日12/27に行われるという「本来あるべき姿」に戻ったように見えるが、たまたま12/28が日曜日だっただけである。やはり１年の締めくくりは有馬記念でなければ気分が出ず、また、平日のしかも休みが取りづらい人が多い12/28に開催があるのはどうかと思う。

　前置きが長くなったが本命は東京スポーツ杯２歳Ｓの覇者クロワデュノールで決まりだ。このレースは人気サイドで決まることが多く、特に東スポ杯上位馬が強い。今回のメンバーで重賞を勝っている馬は２頭しかおらず、もう１頭のマジックサンズは８月の札幌２歳Ｓからの休み明けなので軸としてはアテにしづらい。２戦無敗で東スポ杯を制したクロワデュノールで軸は決まりだろう。東京コースでしか実績がなく中山は初めてだが、仮に東京ほど中山に適性がなかったとしても能力で押し切ってくれる筈である。

　相手本線はもう１頭の無敗の重賞馬マジックサンズ。前述通り札幌２歳Ｓの休み明けなのが気がかりだが、その札幌２歳Ｓの２着馬アルマヴェローチェは鉄砲で阪神ジュベナイルフィリーズを制した。札幌２歳Ｓはレベルが高かったということだ。鉄砲駆けするかどうかは適性や育成方法にもよるので個々の馬でばらつきがあるが、レベルの高い札幌２歳Ｓを勝ったというのはこのメンバーでは上位である。軸には押し難いが相手の１番手としては十分狙える。

　その他の馬では中山に移ってからのホープフルＳで複勝率78%のルメール騎手が騎乗してアパパネの仔という良血も魅力なアマヒキと、このレースと同コースでオープン特別を制しているジェットマグナムを穴として狙ってみよう。