ＮＨＫマイルカップはあまりガチガチに決まることがないレースだが、今年は堅そうである。昨年の朝日杯フューチュリティＳ勝ち馬ジャンタルマンタルに、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬アスコリピチェーノと、昨年の最優秀２歳牡・牝馬がともに出走してきた。この２歳マイルＧＩ勝ち馬が両方出走するのはＮＨＫマイルカップ創設以来初めてだそうだ。単に２歳ＧＩを勝っているということだけではなく、両頭とも皐月賞や桜花賞で勝ち馬と僅差の好走をしており、実力・臨戦過程ともに抜群である。どちらが勝つかは甲乙つけがたいところだが、馬連で勝負するにはこの２頭で決まりだろう。印は牡馬でありレベルが高いところを戦ってきたと思われるジャンタルマンタルを一応の本命とするが、アスコリピチェーノも互角なので馬単ではなく馬連一点で手堅く勝負しよう。

　その他の人気どころの馬を見ると、ボンドガールはニュージーランドトロフィー最先着ではあるが、東京と中山では同じマイルでもコース形態がかなり異なるので過信はできない。混戦模様だった昨年はＮＺＴ組のワンツーで決まったが、ＮＺＴ上位馬は人気が先行することが多く、特に今年は前走クラシックの有力な馬がいるので分が悪い。また、ゴンバデカーブースは東京マイルでの実績ともレイラ騎手騎乗ということに注目して押さえようかと思ったが、過去のデータによるとＮＨＫマイルは短期免許の騎手がことごとく馬券に絡まないので消すこととした（ホープフルＳ除外で長期休養明けとなったのも気になるし）。

　というわけで、結論は人気上位２頭、昨年の２歳チャンピオンの馬連一点で勝負だ！