本命は2頭出しの友道厩舎の一角レッドラディエンスとする。友道厩舎は過去10年の新潟記念で[4,2,0,6]とこのレースを得意としている。そのうちユーキャンスマイルが1勝2着2回で厩舎成績を押し上げているのだが、ハンデ戦で3回も連対するリピーターを育てているという点は評価できる。58.5kgとトップハンデだが、このレースはここ3年トップハンデ馬が連対しており、さらにハンデ戦では「.5」のハンデの馬は好走することが多いので、悲観することはない。前走で七夕賞を勝っているが、前売りでは同2着のキングズパレスの方が人気であり、ハンデ差はあるものの美味しいオッズだ。ハンデのおかげで思ったほどには人気が被らなかったこの馬を本命にしよう。
相手本線は同じ友道厩舎のセレシオン。初重賞だが大崩れしないタイプなのでチャンスはあるだろう。「厩舎2頭出しは人気のない方を狙え」という格言があり、その厩舎というのが新潟記念が得意な友道厩舎なので狙ってみよう。
もう1頭安定した走りを見せており目下重賞2戦連続2着のキングズパレスも押さえておこう。
これを書いている時点で1番人気の3歳牝馬ライトバックはキズナ産駒がこのコースが得意なことやオークス3着の実績は魅力だが、新潟記念は牝馬がほとんど来ない上に斤量53kg以下の馬の連対は皆無なので消すこととする(同様にアリスヴェリテも穴として面白いと思っていたがそのデータを見て狙うのをやめた)。
B | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 |
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1 | 1 | ゴールドプリンセス | 牝4 | *菊沢一樹 | 53 | ||
2 | 2 | ライトバック | 牝3 | 坂井瑠星 | 52 | ||
3 | 3 | ジューンアヲニヨシ | 牡4 | 池添謙一 | 55 | ||
4 | 4 | シンリョクカ | 牝4 | 木幡初也 | 54 | ||
5 | 5 | ファユエン | 牝6 | *北村宏司 | 53 | ||
B | 5 | 6 | アスクワイルドモア | 牡5 | *小沢大仁 | 56 | |
B | 6 | 7 | ○ | セレシオン | 牡5 | 荻野極 | 56 |
6 | 8 | アリスヴェリテ | 牝4 | *柴田裕一 | 53 | ||
7 | 9 | ▲ | キングズパレス | 牡5 | 松岡正海 | 57 | |
7 | 10 | バラジ | セ5 | *菅原明良 | 56 | ||
8 | 11 | エーデルブルーメ | 牝5 | 川田将雅 | 54 | ||
8 | 12 | ◎ | レッドラディエンス | 牡5 | 戸崎圭太 | 58.5 |
前売り1番人気だったライトバックが馬場入り後に放馬して除外となった。ハミが外れて制御が効かなくなったらしい。放馬後は自主的に地下馬道に帰っていった。放馬した際に埒に激突して、補修のために遅れての発走となった。ライトバックの除外により、私の馬券は結果的に繰り上がり1,2,3番人気の馬連勝負になってしまった。それでも当たらないのが悲しいが(苦笑)。
結果は道中2番手から直線で先頭に立ったシンリョクカが最後まで粘りきって勝利。展開に恵まれたこともあるが、新潟外回りの長い直線で粘り切って勝利を収めるとは大したものである。牝馬がほとんど来ないレースで、特にこの馬は牝馬限定戦ばかり使われてきたので軽視していたが、阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬がここで復活である。新馬戦以来の勝利だ。
2着はスタートで後手を踏んで最後方近くからのレースとなったが、直線で馬群の中から抜けてきたセレシオン。ゴール寸前での脚が素晴らしく、勝ち馬を捉えるかのような勢いだったが、ハナ差届いていなかった。
セレシオンがほぼ勝ちに等しい2着で友道厩舎の新潟記念での安定ぶりが発揮されたが、もう1頭の友道厩舎で我が本命レッドラディエンスは、直線で大外から追ってくるも伸びが足りずに5着に敗れた。58.5kgのハンデが響いたか。前走の内容を見てレッドラディエンスを本命としたが「厩舎2頭出しは人気がない方を狙え」の格言通りセレシオンを本命とすべきだったのかもしれない。ただし、いずれにしてもシンリョクカまで手が回らなかっただろうから、その時点でハズレなのだが。
外れ