本命は昨年のこのレースの覇者カラテとする。昨年のこのレースを含め、新潟芝2000mは重賞を２勝とコース巧者だ。問題は59.5kgのハンデと８歳という年齢であるが、ハンデについては昨年も59kgで勝っており重い斤量への耐性がある馬なので問題ないだろう。それから、ハンデキャッパーが「.5」という端数を付けた斤量を課す馬は好走することが多いので、前年比+0.5kgの斤量増もむしろ追い風だ。年齢についても、近走振るわないのはレベルが高いＧＩやＧIIで負け続けているせいであり、衰えたわけではなさそうだ。得意コースに戻ってきたのに人気がない今回は狙い目だろう。

　相手本線はマイネルクリソーラ。スクリーンヒーロー産駒は新潟芝2000mを非常に得意としており、単勝回収率も678倍と非常に高い。この馬自身は新潟が初めてだが、コース適性はあるだろう。大崩れしないタイプの堅実な馬であり、そろそろ重賞を勝っても良さそうだ。

　その他の馬では昨年の新潟記念の勝ち馬ノッキングポイントを中心に、ほとんどの馬にチャンスが有る荒れるハンデ戦ということもあり手広く流そう。