新潟競馬場では今週から猛暑対策として昼休みを長くとって最終レースを遅らせる変則タイムスケジュールで開催される。この新潟ジャンプＳは第９レースなのだが16:50に行われる。重賞なのにそんなに遅く行うのは少し違和感を感じる。慣れの問題というよりは、中央競馬の重賞はメインレースが３時台に行われるのが一般的なので、17時近くになると他の予定を入れている競馬ファンも多いのだから不便だ。翌日行われるアイビスサマーダッシュは第７レースとして15:45発走なのだが、この違いは何なのだろう？

　さて、本命は昨年のこのレースの覇者サクセッションとする。新潟障害コースでは３勝を挙げている新潟巧者だ。障害レースは競馬場ごとにコース形態や障害の種類などの特徴の差が大きく、平地以上にコース適性の差が出やすいので、昨年勝利の実績があって新潟コース自体が得意なこの馬を本命としよう。前走の京都ハイジャンプは不発に終わったが、得意な新潟に戻った今回は期待しよう。

　相手筆頭は一昨年の覇者であり数々の重賞で活躍してきた歴戦の猛者ホッコーメヴィウス。実績はこの馬が出走馬中ナンバーワンだ。前走は休養明けということもあってか落馬競走中止だったが、まだ見限れない。叩き２戦目の巻き返しに期待しよう。

　ホッコーメヴィウスは実績や実力は文句なしだが、前走の落馬の件があり絶対視はできないので、相手は押さえとしてもう１頭付け足そう。重賞初挑戦だが、障害入り後新潟で安定した成績を残していて平地の脚もあるパトリックを押さえておく。