本命はオークス４着のクイーンズウォークとする。オークスの走破タイムは翌週行われたダービーのレガレイラ（５着）のタイムよりも0.6秒速い。レース展開にも左右されるので同場同距離で１週違いとはいえ単純比較はできないが、東京芝2400mの大舞台ではクイーンズウォークの方が高いパフォーマンスを出せている。また、川田騎手はローズＳに滅法強く、特に人気上位の場合、ほぼ鉄板の成績を残している。昨年のホープフルＳを勝ち春のクラシックも牡馬相手に善戦してきたレガレイラばかりが注目を集めているが、クイーンズウォークも同じくらい期待できそうだ。それなら人気過剰のレガレイラよりもクイーンズウォークを本命にしよう。

　相手本線はラヴァンダ。シルバーステート産駒は中京芝2000mと相性が良く、回収率も単複ともに100%を超えている（単勝回収率は200%以上）。また、当日は午前中に雨が降る予想なので馬場が渋る可能性が高いが、重馬場を苦にしないシルバーステート産駒で母父もパワー型のハービンジャーなので有利だ。オークスは距離が長かったため結果を出せなかったが2000mなら重賞２着があり、こなせている。血統が魅力なこの馬を狙ってみよう。

　あとは、レガレイラも人気過剰とはいえ牡馬一線級を相手に遜色のない結果を残してきた馬なので押さえておこう。