以前は荒れるレースだったが、重賞に昇格してからは堅い決着が多くなったため、今回は人気馬を中心に狙おう。

　本命はミアネーロとする。GII昇格後、毎年のようにオークス馬が馬券に絡んでいるが、今年はオークス上位馬が不在で、出走馬自体も少ない。その中でオークス出走馬の１頭であるこの馬を狙う。オークスでは距離が長すぎたうえ、最内枠が響き惨敗したが、その前のフラワーカップを勝っており、能力は高い。今回は距離短縮が好材料で、巻き返しに期待できる。もう１頭のオークス出走馬ホーエリートにはオークスで先着を許したが、フラワーカップでは勝っており、2000m戦ならこちらが上位だろう。

　対抗はクイーンS２着のボンドガール。ＮＨＫマイルカップは大敗に見えるが、直線で不利を受け、その後追わずに流しているため、着順やタイム差を気にする必要はない。その後、古馬相手に重賞で２着に入っており、能力は高い。2000mの距離をこなせれば、ここでも勝ち負けだろう。

　もう１頭、穴狙いでガジュノリを狙ってみる。サトノダイヤモンド産駒はこのコースでの連対率が20%と今回出走馬の父の中では高い方であり、また、産駒の回収率が単複ともに100%を超えているのはサトノダイヤモンドだけである。血統的にはこの馬が狙い目だ。出走権がかかっているのでおそらくここに照準を絞ってきていると思われる。本番では微妙だが、トライアルのここでは一発があってもおかしくない。