昨年のこのレースで逃げ切り勝ちを収めた我が本命馬アイアンバローズは今年もハナを切った。４コーナーで後続が差を詰めてきて、直線でシュヴァリエローズに並ばれてからも直線半ばまではしぶとく持ちこたえていた。しかし、最後にずるずると後退し、８着に敗れた。このレースには４年連続出走だが、初めて掲示板を外した。休み明けということもあり、調子がイマイチだったのだろうか。

　勝ったのは早めに先頭に並んだシュヴァリエローズだが、最後はシルブロンとのマッチレースだった。際どかったが、どうにかシュヴァリエローズがハナ差粘って勝利を手にした。京都大賞典に続くＧII連覇で、６歳にして本格化だ。

　その勝ち馬と接戦を演じたシルブロンが２着。単勝万馬券の人気薄だ。近走は惨敗続きだったが、昨年のダイヤモンドＳで３着に来た実力馬である。マーカンド騎手の腕なのかとも思ったが、昨年はそのマーカンドが乗っても７着だったので、昨年よりも状態がかなり良かったのだろう。６歳馬同士のワンツーだったが、６歳で本格化した馬と６歳で衰えたと思われていたがここで復活した馬のワンツーだった。