本命は牝馬ながら朝日杯フューチュリティＳに出走して３着に健闘したタガノエルピーダで決まりである。キャリアわずか１戦の牝馬が牡馬相手のＧＩで３着という実績はかなり評価が高い。朝日杯ＦＳでは先行したが４角で膨れたこともあり下がってしまったのを盛り返しての勝利だった。前走時点でまだ荒削りだったが、後方の馬の上位進出が目立つ中で先行して粘れたのだから能力は相当高い。今回はその朝日杯ＦＳと同じ阪神芝1600mでのレースである。１番人気だが、（紐荒れは結構あるものの）１番人気馬が好走するレースであり、素直に信頼して良い。朝日杯は３着だったので収得賞金を加算できておらず、収得賞金400万円なので、桜花賞の出走を確実にするためにもここは権利を取るために万全の仕上げで来るだろう。

　相手本線はスティールブルーとしよう。前走のフェアリーＳは１番人気ながら４着という結果だったが、勝馬との差は0.1秒なので悲観するほどではない。鞍上の川田騎手はチューリップ賞を得意としており、期待できそうだ。ぜひ、フェアリーＳの雪辱を果たしてもらいたい。この馬も重賞好走はあるものの収得賞金400万なので、権利を取りに勝負に来ていると思われる。

　その他の馬ではシンザン記念で牡馬相手に４着のラーンザロープスと、穴狙いで阪神芝1600mで単勝回収率362%のキタサンブラックの産駒ブルーアイドガールを押さえておこう。