毎年のように一筋縄ではいかないレースだが、今年は特に混戦模様で人気もかなり割れている。軸をどの馬にするかが鍵となりそうだが(ボックスだと買い目を押さえされるほどには絞りきれない)、本命はホウオウガイアとしよう。
ホウオウガイアの父シルバーステートの産駒は中山芝1600mが得意であり、回収率も単複ともに100%を超えている。この馬自身は1800mの新馬戦を勝ち、2戦目は2000mの百日草特別(1勝クラス)2着でここに臨み、今回は距離短縮となる。1600mをこなせるかどうかというところが鍵となるわけだが、父の産駒のコース実績を見る限り、中山芝1600mは合ってそうだ。距離短縮でもコース適性はありそうなので、新馬戦圧勝で1勝クラス2着のこの馬を本命としよう。
相手筆頭はティラトーレ。その父リアルスティール産駒のコース成績はシルバーステート産駒ほどではないが良く、単勝回収率は500%以上と爆発力ではこちらの方が上だ。前走同コースで行われた1勝クラスで4着に敗れたのは気になるが、巻き返しに期待しよう。
その他の馬では同コース勝ちのあるジャルディニエとレイユール、数少ない2勝馬ミーントゥビーあたりが狙い目。穴っぽいところではデビューから5戦のキャリアがあり芝では馬券圏内を外していないネーブルオレンジ、休み明けと不利な枠順が気になるが函館2歳S2着と実績は出走馬中最高のニシノラヴァンダを押さえておこう。
なお、前走新馬勝ちの馬はこのレースではことごとく来ないので、人気の一角のエリカエクスプレスは消すこととする(ルメールじゃなくなったし)。
B | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 |
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1 | 1 | マイスターヴェルク | 牝3 | *T.マーカ | 55 | ||
1 | 2 | キタノクニカラ | 牝3 | 丸田恭介 | 55 | ||
2 | 3 | ▲ | ジャルディニエ | 牝3 | *斎藤新 | 55 | |
B | 2 | 4 | △ | ネーブルオレンジ | 牝3 | *丹内祐次 | 55 |
3 | 5 | ハードワーカー | 牝3 | 佐々木大 | 55 | ||
3 | 6 | △ | ミーントゥビー | 牝3 | *松岡正海 | 55 | |
4 | 7 | ◎ | ホウオウガイア | 牝3 | *田辺裕信 | 55 | |
4 | 8 | × | レイユール | 牝3 | 嶋田純次 | 55 | |
5 | 9 | モルティフレーバー | 牝3 | *北村宏司 | 55 | ||
5 | 10 | ルージュミレネール | 牝3 | *横山和生 | 55 | ||
6 | 11 | エストゥペンダ | 牝3 | 三浦皇成 | 55 | ||
6 | 12 | エリカエクスプレス | 牝3 | *戸崎圭太 | 55 | ||
7 | 13 | ○ | ティラトーレ | 牝3 | 木幡巧也 | 55 | |
7 | 14 | △ | ニシノラヴァンダ | 牝3 | *菅原明良 | 55 | |
8 | 15 | ミラーダカリエンテ | 牝3 | 石川裕紀 | 55 | ||
8 | 16 | レモンバーム | 牝3 | *団野大成 | 55 |
エリカエクスプレスが後続に3馬身差をつける完勝。過去の傾向からキャリア1戦の馬は来ないので人気だが消した馬だ。しかし、キャリア2戦目で無敗でフェアリーSを制した。強い内容だったので今後も期待できそうな1頭である。
2着争いは接戦だが、ティアトーレが2着となった。ホウオウガイアとこの馬とどちらを軸にしようか迷った馬である。結局前走同コースの1勝クラスで4着に敗れたのが気にかかったので軸にはしなかったのだが、今回は格上挑戦で重賞2着を確保した。ただし、エリカエクスプレスは最初から消す予定だったので軸にしてても馬券はハズレただろう。
そして最終的に本命にしたホウオウガイアは直線で外に持ち出したが伸びて来ずに10着に敗れた。マイルは向いていると思ったのだが、現時点では対応できなかったようだ。
外れ