本命は阪神ジュベナイルフィリーズ最先着（４着）のショウナンザナドゥとする。阪神ＪＦ組の馬の大半はこのレースには直行で出てくるのだが、この馬は間にクイーンカップを使っての参戦。クイーンカップは９着に敗れている。もし、阪神ＪＦからここに直行していればおそらく１番人気だったろうが、クイーンＣでの思わぬ大敗で人気をやや下げているのが逆に狙い目だ。クイーンＣでは本調子ではなかったと思われ騎手コメントでは「輸送してのイレ込みや馬体減が影響したとしか思えません。」と述べられている。このコメントが正しいとすれば、関西で行われて輸送距離も関東ほど長くない今回はそのようなことはないだろう。アルテミスＳ３着、阪神ＪＦ４着と好走しているが収得賞金は400万円であり、ここで桜花賞の権利を獲得したいところだろうから、トライアルとはいえ前走と異なりしっかり仕上げてくるだろう。「能力は高いが賞金が微妙」というトライアルで狙える馬にまさに当てはまるこの馬を本命としよう。

　相手はデイリー杯２歳Ｓ勝ち馬で阪神ＪＦでも私が本命とした（結果は11着）ランフォーヴァウと２戦２勝で負け知らずのルージュラナキラを中心とする。その他、中穴っぽいところでボンヌソワレとモズナナスターを押さえておこう。