昨年までは「府中牝馬ステークス」として行われていたのだが、その府中牝馬Sは6月に移動して実質的にマーメードSの後継レースとなり、昨年までの府中牝馬Sの位置付けのレースとしてこの「アイルランドトロフィー」が新設された。昨年までの正式名称は「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」だったので「アイルランドトロフィー」と「府中牝馬ステークス」に分裂したという見方もできる。まるで「サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス」のようだ(あっちはサウジ〜の方は2歳限定線でありレースの性質は引き継いでいないが)。
さて、本命は今年の府中牝馬Sの覇者セキトバイーストとする。府中牝馬S2,3着のカナテープ、ラヴァンダもここに出走しているが、2,3着ば斤量が当時より増えているのに対し、セキトバイーストは55.5kgから55kgに0.5kg斤量が減っている。同コースの重賞を勝って、その時より有利な斤量で走れるのだから狙い目である。春以来の出走だが連勝に期待しよう!
相手本線は府中牝馬S2着のカナテープ。このコースでは[4,2,1,1]と好成績を残しているコース巧者だ。前述通り府中牝馬Sから斤量は増えているのだが、その後牡馬相手に関屋記念を勝っているのが心強い。府中牝馬Sと同じ馬同士のワンツーもあるだろう。
その他の馬ではこのコース[2,2,0,0]とパーフェクト連対のアドマイヤマツリと、「最強の1勝馬」ボンドガールを押さえておこう。
B | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 |
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1 | 1 | ▲ | アドマイヤマツリ | 牝4 | *武豊 | 55 | |
1 | 2 | アンゴラブラック | 牝4 | 戸崎圭太 | 55 | ||
2 | 3 | キャットファイト | 牝4 | 大野拓弥 | 55 | ||
2 | 4 | フィールシンパシー | 牝6 | 横山琉人 | 55 | ||
3 | 5 | リラボニート | 牝4 | *横山武史 | 55 | ||
3 | 6 | セフィロ | 牝5 | *横山和生 | 55 | ||
4 | 7 | ○ | カナテープ | 牝6 | *佐々木大 | 55 | |
4 | 8 | × | ボンドガール | 牝4 | C.ルメー | 55 | |
5 | 9 | ピースオブザライフ | 牝5 | *菊沢一樹 | 55 | ||
5 | 10 | ライラック | 牝6 | 石川裕紀 | 55 | ||
6 | 11 | ◎ | セキトバイースト | 牝4 | 浜中俊 | 55 | |
6 | 12 | ドゥアイズ | 牝5 | *三浦皇成 | 55 | ||
7 | 13 | サフィラ | 牝4 | 松山弘平 | 56 | ||
7 | 14 | ホウオウラスカーズ | 牝7 | 木幡巧也 | 55 | ||
8 | 15 | ラヴァンダ | 牝4 | 岩田望来 | 55 | ||
8 | 16 | アンリーロード | 牝5 | 荻野極 | 55 |