本命は昨年のこのレースの覇者で一昨年も２着のソウルラッシュとする。昨年は強い競馬で圧勝したが、今年も力は衰えていない。むしろ充実していると言って良いだろう。今年は鞍上にＣ.デムーロ騎手を迎え、万全の態勢で臨む。勝負がかりと見ていいだろう。コース実績は抜群であり、今年もマイルＣＳの主役はこの馬で決まりだ。

　対抗はチェルヴィニアとする。前走の毎日王冠で８着に敗れたことで人気を落としているが、実力は確かである。ハービンジャー産駒は京都マイルで連対率20%であり、単勝回収率は400%を超える。この馬も京都マイルはこなせると見た。海外から参戦のドックランズがマーカンド騎手のお手馬にもかかわらず、マーカンド騎手がチェルヴィニアを選んだというのも好材料だ。人気の盲点となっているこの馬を狙おう。

　その他の馬ではこのレースの最重要ステップとなっている富士Ｓを制したガイアフォースを押さえておく。また、ここ３年富士Ｓ１番人気馬が勝っていることから富士Ｓ１番人気（２着）のジャンタルマンタルも消すわけにいかないので、過剰人気に思えるが一応押さえておく。

　人気の一角のアスコリピチェーノは海外帰りということと、ダイワメジャー産駒のコース成績が良くないのでコースが合わない可能性が大きいので消すこととしよう。

　買い目はソウルラッシュとチェルヴィニアの馬連が本線だが、この２頭から２頭軸でガイアフォースとジャンタルマンタルへの流しも押さえておく。