本命は大外枠のセキトバイーストとする。中山牝馬Ｓは外枠が有利なレースで、８枠の馬は過去10年で[3,2,1,14]と活躍している。この馬は３勝クラスを勝ったばかりの馬だが、前走条件戦組は前走連対していた馬が[2,1,1,3]、ＧＩ出走経験のある馬が[2,2,0,4]（いずれも過去10年）と好成績を残している。桜花賞や秋華賞に出走歴のあるこの馬はデータからイチオシだ。ＧＩではワンパンチ足りない印象だが、チューリップ賞２着、ローズＳ３着と重賞でも好走しており、ＧＩを除くと安定した成績を残している。前走条件戦の割にはハンデがやや見込まれているが、牝馬限定重賞なら間違いなく通用するこの馬を本命としよう。

　相手は最内枠と枠順に恵まれなかったもののこのコースで２戦２勝のミアネーロ、前述の「ＧＩ出走経験がある前走条件戦勝ち馬」という好走条件に当てはまるホーエリート、中山芝1800mコースでの回収率が単複ともに100%を超えるキズナ産駒のコンクシェルを中心とする。ハンデ戦でありその他の馬にもチャンスは十分なので手広く流そう。