上位拮抗のメンバー構成だが、本命はランスオブカオスとする。デビュー３戦目の朝日杯フューチュリティＳで出遅れた上にペースも先行有利な流れになったにもかかわらず３着まで追い上げてきたのを見て能力の高さを感じた。その後はきさらぎ賞で３着と好走するが本賞金を上乗せできず、チャーチルダウンズカップを勝ってここに駒を進めてきた。前走で賞金上積みのためにメイチで仕上げていて今回はその余力で戦う可能性はあるが、能力は間違いなく高いので本命としよう。

　対抗は同コースで行われたサウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬アルテヴェローチェ。ここ２戦重賞で連続２着と勝ちきれてはいないが、実績のある東京マイルでは勝利も期待できるし、大崩れしない馬なので連で買うにはもってこいだ。

　もう１頭、人気だが朝日杯フューチュリティＳの勝ち馬アドマイヤズームも押さえておこう。前走のニュージーランドトロフィーはいかにも叩き台という感じの無理をしない走りで２着に敗れた。もちろんここに照準を合わせて来ているだろうから、実績を考えるとこの馬は外せない。

　馬券的には上記３頭の馬連ボックスで勝負とする。人気の一角イミグラントソングはニュージーランドトロフィー勝ち馬はＮＨＫマイルカップではほぼ来ない傾向があるで消しとする。特にこの馬はＮＺＴ勝ち（＆ルメール騎乗？）ということで人気になっているが、その前は１勝クラスすら勝てなかった馬だし、ここは危険な人気馬と言えるだろう。