上位拮抗のメンバー構成で人気も割れている大混戦だが、本命は昨年の勝ち馬ベラジオオペラとする。大阪杯だけではなくチャレンジカップも制しており阪神芝2000mでは２戦２勝のコース巧者だ。昨年の大阪杯を勝った後もＧＩばかり３戦使って勝ってはいないものの勝ち馬との差はすべて0.4秒以内と大きく負けていない。今回は実績のあるコースなので連覇を期待できそうだ。軸はこの馬としよう。

　相手本線は２頭出し国枝厩舎の２頭。牝馬ながら香港ヴァーズで３着に好走し、モレイラ騎手が引き続き騎乗するステレンボッシュを対抗とする。多くの有力騎手がドバイ遠征で不在の中、土曜日はモレイラが好調だった。もう１頭の国枝厩舎の馬であるシックスペンスもダービーは９着に敗れたものの、それ以外はＧII３勝を含み負け無しの完璧な成績だ。2000mならＧＩでも勝ち負けになるはずである。

　その他の馬では同距離のＧＩ天皇賞（秋）でメンバー中最先着の３着だったホウオウビスケッツ、本質的には長距離馬だが一昨年の秋天で２着の実績もあり中距離でも侮れないジャスティンパレス、日経新春杯で57.5kgを背負いながら３馬身差の圧勝と勢いに乗るロードデルレイを押さえておこう。