七夕賞は戸崎騎手との相性が良く、過去10年で[4,0,0,5]という成績だが、３番人気以内に限ると[4,0,0,1]と人気のときは特に期待できる、というか勝つのは３番人気以内の時だけである。今回戸先が騎乗するドゥラドーレスは前売り１番人気であり、おそらく３番人気以内には入るだろう。データからは「買い」のパターンだ。菊花賞４着、小倉日経賞ではシルトホルンを完封、前走エプソムカップでは出遅れながらも直線だけでセイウンハーデスを追い上げての２着の実績がある。父は異なるがレガレイラの兄という良血であり、重賞の１つや２つは勝てる器である。今回はその絶好のチャンスだ。

　対抗は福島コースで２勝を挙げている福島巧者リフレーミング。昨年のこのレースは出遅れた上にコース取りに苦労してロスも多く５着に敗れたが、まだ見限れない。その後、小倉記念を勝って重賞ウィナーとなり力をつけている。ハンデが58kgと見込まれたが、コース適性に期待しよう。

　その他の馬では同コースのリステッドを勝っているシリウスコルトを初めとして、コスモフリーゲン、シルトホルン、バラジといったところを押さえておこう。

　前述通り戸崎騎乗馬は勝つか馬券圏外なのでドゥラドーレスを頭とした馬単を中心に勝負するが、リフレーミングは逆転の目もあるので本命対抗の組み合わせだけは馬連としよう。