３日間開催の締めくくりの重賞は２歳戦の東京スポーツ杯２歳Ｓ。本命は前売り１番人気のダノンヒストリーとする。デビュー戦はこのレースと同じ東京芝1800mで後続に２馬身半差をつける圧勝劇を演じた。その新馬戦の３，４，５着馬は２戦目で勝っており、７着馬も勝ち上がっている。そんなハイレベルな新馬戦を圧勝しているのだから、重賞とはいえ同じコースで行われるここでも問題なく勝ちきるだろう。鞍上に引き続きレーン騎手を迎えるというのも心強い。

　相手本線は本命馬と同じエピファネイア産駒のサレジオとする。新馬戦のレベルも高く、２、３，４着馬は次走で勝っていて、６着馬も勝ち上がっている。その新馬戦の２着馬ローベルクライツは次走で３馬身差の圧勝をしてここに駒を進めてきたが、３着のスマートプリエールは札幌２歳Ｓで３着に好走している。叔父に同舞台の毎日王冠を2度勝ったサリオスをはじめ、叔母にはサリエラ、サフィラ、近親にはシュネルマイスターもいる良血馬であり、広い東京コースも合っていそうだ。

　その他の馬では前述通り札幌記念３着馬にデビュー戦で先着しているローベルクライツと、1800mのデビュー戦を圧勝のライヒスアドラーを押さえておこう。

　１番人気馬は過去10年で[5,0,2,3]と勝つか３着以下という成績なので、買い目はダノンヒストリーを頭にした馬単とする。なお、ノーザンファーム生産馬に限れば１番人気は[4,0,1,1]と好成績であり、同牧場生産のダノンヒストリーは鉄板だ。