本命は昨年の３着馬ソウルラッシュとする。安田記念４年連続出走だが、過去の戦績は13着、９着、３着と６歳になった昨年やっと頭角を現してきた。実際５歳秋に京成杯オータムハンデを勝って本格化し、昨年はマイルチャンピオンシップを制して香港マイルでも２着と健闘した。ドバイターフでは昨年の安田記念勝ち馬であり香港最強馬でもあるロマンチックウォリアーに競り勝って勝利を挙げた。今回は海外遠征帰りという点は気になるものの、実績はメンバーの中で抜けており、７歳馬ながら昨年よりも力を付けているので本命として狙おう。

　対抗は東京芝1600mで３勝を挙げているウォーターリヒト。昨年のＮＨＫマイルこそ今回このレースにも出走するジャンタルマンタルに１秒差の８着だったが、東京マイルで負けたのはその１戦だけで、その後本格化してからは３戦３勝だ。今回は久々のＧＩだが、コース適性で勝ち負けになるだろう。

　上記の本命、対抗馬が奇しくも同枠に入った。その７枠には３頭の馬がいるが、これを書いている時点では２頭の馬連よりも枠連ゾロ目の方が配当が高い。同枠のもう１頭ホウオウリアリティも実績はかなり見劣るが、モーリス産駒は東京芝1600mが得意で回収率もかなり高いので侮れない。というわけで枠連で勝負しよう。

　もう１頭、押さえるとしたら昨年のＮＨＫマイルカップの覇者ジャンタルマンタル。その後は香港マイルを使っただけで今回は（も？）休養明けとなるが、このコースでのＧＩ実績があり、日本ではデビュー以来馬券圏内を外していない実力馬である。枠連の相手として押さえておこう（その他同枠の２頭が来ても代用的中になるし）。