プロは馬券でメシを食う?

バックナンバー(5/30-7/11)

7/11

阪神 宝塚記念 (G I) 芝2200m
4歳上定量

 今年の宝塚記念当日は去年の勝ち馬サイレンススズカにちなんでサイレンススズカメモリアルデー。数々のイベントが行われる。愛着のある馬だけに、非常に楽しみだ。また、ファンファーレも一般公募したオリジナルファンファーレだ。やはり同じ「お祭り競馬」でも有馬記念とくらべ盛り上がりに欠けるので、JRAでもどうにかして盛り上げようという意気込みが感じられる。せっかくサラリーマンからボーナスを巻き上げるためにこの時期にずらしたんだしね(爆)。しかし、例によって登録しさえすれば出走できるというファン投票形骸化の現状は変わらないね。

 先週はおかげさまでこの予想に書いた函館記念にて万馬券が的中しました。ここで予想したレースでは初の万馬券だと思う。というわけで今週も・・・といきたいところだが、宝塚はどう考えても堅いでしょう。スペシャルウィークも阪神大賞典、天皇賞と3000m以上を連勝しているが、その前の2200mAJJCも勝ってるから距離が短いということもないだろうし(というよりこの距離のほうが合ってそう)、グラスワンダーにしても安田記念は負けてなお強しといった感じである。

 この2頭の馬連で手堅く勝負したいが、配当いくらつくのだろう?目黒記念でまだまだやれそうなところをアピールしたローゼンカバリーや4歳馬オースミブライト、去年の3強の一角キングヘイローあたりが人気を集めてほしいところだ。





スペシャルウィークグラスワンダー10000pts

1着グラスワンダー配当 200
2着スペシャルウィークコメント
的中 10000 x 2.0 = 20000pts

7/4

函館 函館記念 (G III) 芝2000m
4歳上ハンデ

 今年も北海道に鳴り響く心地良いファンファーレ(ただし生演奏を除く)。北海道のファンファーレを聞くと「夏なんだなぁ」という気がしてくる。まさに季節の風物詩である。そして今週は今年の北海道初の重賞函館記念。

 ハンデ戦だけに毎年荒れるレースである。今年のこのメンバーだと力はサイレントハンターが抜けている。しかし、ハンデ頭の59キロ。ハンデ2番目の馬が56キロなんだからこの斤量差は大きい。今年も荒れるだろうから、穴っぽい馬から狙ってみよう。

 最もハンデの軽いジョービッグバン(50kg)が本命。500万を勝ったばかりの馬だが状態は絶好調であり、強気な格上挑戦である。前走は500万条件とはいえハイペースを逃げ切る圧勝であり、オープンでも通用しそうでる。先行有利な函館であるが、サイレントハンター、サクラナミキオー、トウショウオリオン、そしてジョービッグバンと逃げそうな馬が揃った。しかし、ハンデ差を生かしてジョービッグバンが粘り切ることに期待しよう。また、北海道戦に強い田面木騎手に変わったのも心強い。

 何が勝ってもおかしくないハンデ戦である。したがって、本命馬から総流しとする。





ジョービッグバン(総流し)200pts x 15

1着ジョービッグバン配当 11290
2着エイシンガイモンコメント
的中 200 x 112.9 = 22580pts

6/13

東京 安田記念 (G I) 芝1600m
4歳定量  

 昨年はタイキシャトルがグリグリの本命で、そしてあっさり人気に答え、強い勝ち方で難なくかった。1頭だけ抜けていたのだ。そして今年も1頭だけ力の抜けている京王杯SCの勝ち馬が勝つであろう。その名はグラスワンダー。有馬記念馬だが1400mの京王杯SCも勝った万能馬である。まるでタイキブリザードを更に強くしたような馬である。昨年の覇者タイキシャトルは短距離のスペシャリストといった感じだが、グラスワンダーは有馬も安田もこなせる強い馬といった感じだ。「人名+記念」といった名称のG1でも高松宮記念はどうかわからんが。

 問題は相手である。今年も「2着当てゲーム」なのだから(単勝じゃ儲からないし)。キングヘイローシーキングザパールといった人気馬は実力はあるのだが名前だけで人気過剰になるだろうから切る。

 安田記念と言えば国際レース。同じ短距離の国際レースであり外国馬がそこそこ人気を背負って負けてくれるスプリンターズSとは違い、外国馬でも活躍できるレースである。そこで昨年の2着馬オリエンタルエクスプレスを狙ってみる。また、日本で好成績を残しているゴドルフィンが送り込んだムータティールも連の相手とする。

 日本馬の中ではエプソムCからの連闘で挑むツクバシンフォニーが気になるところだ。連闘の裏には秘策が秘められているのだろうか?また、京王杯SC2着のエアジハードも押さえ。





グラスワンダーオリエンタルエクスプレス1000pts
ムータティール
ツクバシンフォニー
エアジハード

1着エアジハード配当 650
2着グラスワンダーコメント
的中 1000 x 6.5 = 6500pts

6/6

東京 東京優駿(日本ダービー) (G I) 芝2400m
4歳牡牝定量

 このダービーの予想を書くにあたって、去年のダービーの予想を読み返してみた。柴田政人扮する寿司屋のオヤジが登場するCMはキムタクなんかのCMよりよっぽどセンスがいいと書いてある。去年の今頃もキムタクCMに呆れていたんだな。しかし、今年のCMなんかに比べたら昨年のCMはよっぽどすばらしい。今年のCMは何を宣伝しているのかすらわからないし、あんなCMを見て競馬の魅力が分かる人もいないだろう。

 さて、昨年の予想では「ダービーは独特の雰囲気があるので、ベテランジョッキーでなければ難しいと言われる。それだけ (乗る側から見て)難しいレースなのだ。」と書いた。そして福永祐一騎乗のキングヘイローを切った。そこまでは正解だったが、セイウンスカイが粘ってくれなかったおかげで・・・。

 というわけなのであるが、今年は有力視され人気も集めるであろう2頭の騎手が若手である。ダービー初出場の24歳渡辺騎手が騎乗するナリタトップロードにダービーは2回目だがまだ21歳のテイエムオペラオー。この2頭にダービーは荷が重いだろう(鞍上にとって)。ダービーに出るということだけで荷が重そうだが、そこで人気になってしまってはプレッシャーが大きすぎる。この2頭は切って穴を狙おう。

 というわけで狙い馬。皐月賞で上記の2頭と接戦を演じ、ほとんど差のない2着だったオースミブライト。鞍上は関東リーディングを突っ走り、先週のオークスも見事に制した蛯名正。

 皐月賞は完敗だったがお陰で人気を下げてくれたアドマイヤベガ。鞍上は昨年のダービーの覇者武豊。日本ダービー史上2連覇した騎手はいないが、岡部が3年連続2着(ビワハヤヒデ、エアダブリン、ジェニュイン)にきているように連続して連対することは一流騎手ならできることだ。

 別路線組からはペインティドブラックマイネルシアターブラックタキシードといったトライアル上位組を狙おう。マイネルシアターは皐月賞にも出ている(5着)が。

 人気馬を切るので5頭のボックスで穴狙いといこう。せっかくのダービーなんだから馬券のほうも豪快に(荒れそうだからというのもあるが)。





(ボックス) オースミブライト1000pts
アドマイヤベガ
ペインティドブラック
マイネルシアター
ブラックタキシード

1着アドマイヤベガ配当 820
2着ナリタトップロードコメント

5/30

東京 優駿牝馬(オークス) (G I) 芝2400m
4歳定量

 日本の4歳クラシックの最高峰のこのレース。来週行われる牡牝によるレースの通称名は「日本ダービー」である。しかし、なぜかこのレースはただ単に「オークス」である。競馬の本場イギリスと同じ名称を使っている。この違いは何なのだろうか?極東の競馬後進国で行われるレースに本家と全く同じ名前を使うのはなんだかなぁと思ってしまう。別に「日本オークス」でいいと思うのだが。

 でもって青森県人の私としては心情的に青森県産馬(東北牧場産)のクロックワークに頑張って欲しい。しかし、リアルシャダイ産駒だということで人気になっている。配当的妙味を考えるとあまりおいしくはない。「距離の壁」に泣かされることはなさそうだが。ただし「勝って欲しい馬」だからという理由で馬券の軸にしたら勝負師としての名が泣くだろう。勝負師としては私情抜きにして「期待値の高そうな馬」というものを軸にしたい。

 というわけで本命はウメノファイバー。ムラ馬だとお思いの方もいらっしゃると思うが、過去の成績を見るとはっきりしていることがある。それは「東京コースに強い」ということである。府中で2戦2勝。しかもその2戦は重賞。G2の京王杯3歳Sでは牡馬相手に完封した。関係者もコースの広い東京は向いていると言っているらしい。府中以外では負け続けているのでそれほど人気にはならないだろうが、府中に出てくれば狙える馬である。あとは距離が持つかどうか。

 相手は何が来てもおかしくないような混戦なので、総流しといこう。有力馬(人気馬)には厚くしておくが。




ウメノファイバー クロックワーク500pts
プリモディーネ
トゥザヴィクトリー
スティンガー
ゴッドインチーフ300pts
フサイチエアデール
その他全馬100pts x 11点

1着ウメノファイバー配当 2840
2着トゥザヴィクトリーコメント
的中:500 x 28.4 = 14200pts

バックナンバー一覧

予想の表紙

競馬のお時間に戻る。