バックナンバー(12/4-12/19)
12/19 |
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中山 | スプリンターズステークス (G I) | 芝1200m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4歳上定量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
暮れの中山で行われるのも今年で最後。私にとっては比較的相性のいいレースだが、それはトライアルがきちんと整備されていて力関係がわかりやすいからであろう。秋のはじめに日程が変更となる来年からは、そんなに簡単にはいかないかもしれないので今年はしっかり取りにいきたい。 本命はフランスG1馬アグネスワールド。アベイユドロンシャン賞だけ見ていると「カーブのない直線コースには強いな」という印象を受けたが、4連勝中ロンシャン以外はすべて小回りの小倉での勝利。国際レースであるこのレースにヨーロッパの馬が出てくるとカーブに戸惑い敗れることが多いが、アグネスワールドは大丈夫だろう。兄ヒシアケボノもこのレースで勝っており、素質・適性は充分。 相手はスワンSの覇者ブラックホーク。スワンS(1400m)を勝ち、マイルCS(1600m)で負けた馬がこのレースで好走することが多い。たとえばビコーペガサスやスギノハヤカゼがそうだ。一般に「距離の壁」は1400mと1600mの間にあるといわれ、1400mで強い馬は1600mを持つとは限らないが、1200mでは好走することが多い。このブラックホークと一叩きされて一変しそうな昨年の覇者マイネルラヴが相手。 他の人気になりそうな馬であるが、キングヘイローはマイルより短い距離は未経験であり不安な要素があるが、この馬は出てくる度に人気先行なので期待値を考えるとおいしくない。また、高松宮記念の覇者マサラッキはいかにも平坦コースでしか走らなそうであるし、このレースは7歳以上の馬の連対例が無いので消しである。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
やはりブラックホークはマイルよりもスプリントの方が適性があったようだ。1200m初挑戦がG1だったが、見事に勝利。スプリントならこの馬が一番強かった。 アグネスワールドはマイネルラヴを突き放した時は勝ったかと思ったが、結局ブラックホークに差されてしまった。惜しくもクビ差で2着。ハイペースが懸念されたが、キョウエイマーチが出遅れ、楽な展開となったので2着に粘れたのだろう。 1200m初挑戦といえばキングヘイロー。こちらもよく頑張ったといえる3着。適性はどちらかというとマイルのほうがあると思う。来年は短距離路線での活躍が期待される。それともどうしても勝ちきれないイマイチ君なのかもしれないが。
中山大障害を見にいって前売りでこのレースの馬券を買ったのだが、前日の段階ではアグネスワールドもそれほど人気にはなっておらず(1番人気だったが)、もっと配当が着くはずだったが、当日になってオッズが下がり、結局は馬連で6.3倍。当たったのはいいのだが、もっとついて欲しかった。
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12/18 |
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中山 | 中山大障害 (G I) | 芝4100m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4歳上定量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今年から定量戦で行われるようになった中山大障害。ただでさえ障害レースはコース適性が平地以上に問われる上に、年に2度だけ使用される中山大障害コースは日本一難易度の高い障害で、適性は非常に重要だ。さらに、昨年までは過去において中山大障害勝ちのある馬は勝ち数に応じて斤量がプラスされていたが、今年からは各馬同じ斤量で争われる定量戦となった。そこで、過去において中山大障害コースで勝利を収めている馬が狙い目だろう。 中山大障害(中山GJ含)で勝利経験のある馬はノーザンレインボー、メジロファラオ、ケイティタイガーの3頭。昨年の秋の大障害で落馬したノーザンレインボーも昨春は大障害を勝っている。落馬さえしなければこの馬が一番強いだろう。春の中山GJの覇者メジロファラオは昨秋も2着と大障害は得意。ケイティタイガーは11歳という年齢が気になるが、中山大障害コースは5戦してすべて3着以内という得意コースである。この3頭のボックスで堅いだろう。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
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12/12 |
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中山 | 朝日杯3歳ステークス (G I) | 芝1600m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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3歳牡セン馬齢 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出走馬にデータが少なく、難解な3歳戦。だから、オッズが実力を反映されていることは少なく荒れる筈なのであるが、なぜかこの朝日杯は堅い傾向にある。過去10年間で1番人気が連に絡まなかったのが2回で、その2回も2番人気が連対している。 今年1番人気になりそうなのが笠松の雄レジェンドハンター。前走のデーリー杯を見事に逃げ切り、今回は人気を集めている。しかし、単勝2.1倍(土曜日午後3時50分現在)というのはいくらなんでもかぶりすぎである。唯一のG2馬とはいえ人気薄でスローペースを逃げ切るという楽な展開での勝利だった。今回は前回のようにノーマークというわけにはいかず、他の馬からのマークもきつくなるだろう。また、ペースも(少なくとも前回よりは)速くなることが予想され、展開の利もない。95年にトライアルを圧勝して、桜花賞で散ったライデンリーダーのように、本番では難しいだろう。さらに、土曜日に黒松賞(3歳500万以下)を岩手県競馬の馬が勝ってしまったため、「今年のJRA所属の3歳馬はレベルが低い」と思ってレジェンドハンターを買う人が増えるだろうから、更に人気をかぶってくれることが期待される。いくら1番人気の信頼性の高いレースとはいえ、危険な人気馬の馬券は買う気は起きない。 では本命はというと、やはりラガーレグルスということになる。前走こそレジェンドハンターに敗れたが、本番ではラガーレグルスのほうがチャンスがあるだろう。本来なら1番人気になってもおかしくない馬。だから、1番人気の強いこのレースにはぴったりだ。人気なんて馬券を買う側が勝手に作り出すもので、実際は「一番強い馬が連に絡む」レースなのである。実はこの馬が1番人気になると予想していたのだが、レジェンドハンターが思った以上に人気を集めてくれた。よって、この馬を軸にすればおいしい配当にありつける。 相手はそこそこ走れそうな馬、有力視されている馬の中でレジェンドハンター以外でマイルでも距離が持ちそうな馬を選ぶ(エンドアピール等は1400mまでしか距離が持たなそうだし)。マチカネホクシン、マイネルコンドル、トップコマンダー、エイシンプレストン、ノボジャックに流そう。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
ラガーレグルスは7着。どうしたことかと思ったらスタート直後に落鉄していたらしい。落鉄のせいで末脚を活かすことができなかった。前走よりも展開が向いていただけに残念だ。しかも、連の相手のエイシンプレストンは勝っているときてるし。 エイシンプレストンは前走は新馬戦を先行して勝ったが、今度は後ろからの競馬だった。やはり、早熟な馬が活躍するレースだけに○外は強いのか。今年はあまり強い○外はいないときいているが。 レジェンドハンターは3番手からいって2着。ダンツキャストがハナを切る速い展開だったが、どうにか2着に粘ることができた。地方・中央通算でデビューから6連続連対である。オグリキャップほどの怪物にはならないだろうが、中央でもそれなりに活躍できるということがよくわかった。落鉄さえなければラガーレグルスに差されていたかもしれないが。
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12/5 |
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阪神 | 阪神3歳牝馬ステークス (G I) | 芝1600m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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3歳牝馬齢 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
荒れるのが当たり前の3歳牝馬S。データが少なく力関係の読みづらい3歳戦であり、しかも荒れる可能性が高い牝馬限定戦。また、エアグルーヴやヒシアマゾンが1番人気になっていないことからも、人気と実力が比例してるとはいいがたい。大穴を狙ったほうが期待値は高いだろう。 それでは軸はどの馬にすればいいのだろうか?ずばり本命はアカズキンチャン。連闘で鞍上熊沢と穴を開ける要素はそろっている。また、阪神1600mはハイペースになりがちだが、後ろから差す脚をもっているこの馬には展開有利だ。鞍上の熊沢も、差し・追い込みが得意な騎手である。差せる脚を持った馬ということでマヤノメイビーを狙おうと思ったが、どうせなら人気のないアカズキンチャンのほうを本命とする。 相手はどれが来てもおかしくないので総流しといこう。ちなみに発売されたばかりのワイドを試してみたが、ワイドは馬連と比べ、人気薄に売れ筋が偏る傾向がある。中穴やそれ以上の人気の馬連を買うときの押さえとしたほうが期待値という点を考えると得策だろう。というわけでワイドではなく馬連で勝負。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
終わってみたら堅い決着。JCですら初万馬券なのに、荒れるのが当然のようなレースで堅く収まってしまった。人気が割れていたのでこれでも4桁配当だったが。 キネーン騎手が日本でG1を勝った。外国人騎手がJC以外のG1を勝ったのは昨年のロバーツの朝日杯に続き2回目。3歳戦は外国人騎手が強いのだろうか。 上位3頭は現時点では強いと思うのだが、早熟なような気もする。また、結果的にヤマカツスズランが2馬身差で勝ったが、枠順の有利さにもよるのだろう。 さて、我が本命アカズキンチャンは10着。スティンガーと同じような期待をしたのは無謀だったか(笑)。5戦以上していてマイル経験ゼロの馬はこないらしいし(実は馬券買ってからこのデータに気づいた)。
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12/4 |
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中山 | ステイヤーズS (G II) | 芝3600m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4歳上別定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
97年よりG2に格上げ。それにともないハンデ戦から別定戦へと変わった。ハンデ戦時代から堅めのレースだったが、別定になるとなおさら堅めのレースとなるだろう。 別定となった年は菊花賞3着馬メジロブライトが1番人気で圧勝した。有馬記念に出てきてもそれなりにやれそうな馬が、確実に賞金を稼ぎにきて、あっさり勝ってしまうレースである。G2格上げから今年までは、このレースの1着賞金が有馬記念の2着賞金程度なので、長距離の得意な馬はこちらで確実に賞金をものにしたほうがいいのかもしれないが、来年からは有馬記念とJCの賞金が増額されるので、強い馬は有馬記念かJCにまわる傾向が強まるだろう。そう考えると、豪華メンバーが揃うのは今年が最後なのかもしれない。 さて、一昨年はメジロブライト圧勝だったが、今年もテイエムオペラオーが圧勝するだろう。皐月賞を勝ち、ダービー3着、菊2着。有馬記念に出てきても人気になるだろう。そういう馬が57kgの斤量で出れるのだから恵まれている。おそらく圧勝することになるだろう。鞍上が新人時代にこのレース(当時ハンデ戦)をサージュウェルズで制した長距離巧者・和田騎手であることも心強い。 堅そうなレースなので相手は絞らなければいけないが、マーベラスタイマーを対抗とする。条件馬ながらアルゼンチン共和国杯を制し調子は好調そのもの。軽ハンデでG2を勝っただけであるが、勢いからすればこの馬だろう。中山競馬場で5勝2着2回という中山巧者である。7歳以上の馬には連対例がないので、高齢のインターフラッグ(昨年の覇者)等を狙うよりは、まだ若いマーベラスタイマーのほうが狙える。 今週からワイドが本格発売になるが、このレースに関しては馬単が欲しいところなのだが・・・・。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
テイエムオペラオー楽勝かと思われたが、勝ったのはペインテドブラック。クラシックで先着できなかったリベンジとなった。テイエムオペラオーは単勝元返しだったようだが、それでもまさかの2着。単勝元返しでの敗戦というと京都新聞杯でのナリタブライアンを思い出すが、ブライアンの京都新聞杯はあくまで菊花賞へのステップであり、勝ちに来たわけではない。同じG2でもこのレースのテイエムオペラオーは勝ちに来ての2着だからショックは大きいだろう。皐月賞は勝ったものの、実はG1でもG2でも善戦マンなのだろうか? ペインテドブラックは大金星だ。サンデーサイレンス産駒だけに3600mは長いだろうと思ったのだが、実はステイヤーなのかもしれない。来年の春天が楽しみだ。 マーベラスタイマーは8着。中山巧者なのだがオープンの別定戦は荷が重かったのか。また、○外のステイヤーってのもあまりいないし。
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