菊花賞
1着ナリタトップロード3:07.6
2着テイエムオペラオークビ
3着ラスカルスズカクビ
4着タヤスタモツ1.3/4
5着メジロロンザンクビ

 三冠のうちの最後を制したのはナリタトップロード。これで三強が三冠を1つずつ分け合うこととなった。

 三強が三冠を分け合ったといえば、ここ数年で最強の世代といわれる、ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデの年だろう。去年は三強と言われていた馬のうち1頭がそれほど強くないことが判明したが、今年は三強がそれぞれのクラシックを制した。

 ビワハヤヒデが勝った菊花賞ではステージチャンプが2着に突っこんで来て穴を開けたが、今年は2着も三強の一角テイエムオペラオー。惜しくもラスカルスズカがクビ差で3着だった。ラスカルにはステージチャンプ役をやって欲しかったのだが(どうせ私の馬券は外れているんだし(^^;)。まあ、ステージチャンプはリアルシャダイ産駒のいかにもステイヤーといった馬なので、ラスカルのようにスローに流れてくれれば長距離もこなすような馬とはタイプが違うが。

 昨年こそハイペースだったが、菊花賞はここ数年超スローペースとなることが多い。スローになりすぎてスタミナが無くても瞬発力で勝負になってしまう。今年もマチカネフクキタルが勝った年を思い出させるようなスローペースだった。前述のラスカルスズカが健闘したこともそうだが、勝ったのはサッカーボーイ産駒のナリタトップロードだった。スローペース症候群も味方しての勝利だろう。

 掲示板に載った馬のほとんどが先行あるいは好位からの競馬だったが、唯一2着のテイエムオペラオーは後方から一気に追い込んでの2着だった。スローな流れの中で追い込みが決まるのは強い証拠だろう。

 予想には「ラスカルスズカは橋田厩舎(アドマイヤベガ)のペースメーカー役だから逃げるだろう」と書いたが、何故か道中アドマイヤベガと並んで好位に付けていた。それで3着にくると健闘。そして、その横を走っていたアドマイヤベガは直線伸びずに6着。同厩舎でしかも武豊が主戦だった馬同士だったが、武が選ばなかったほうに軍配が上がってしまった。しかし、同じ厩舎の馬同士で牽制しあってどうするのだろうか?アドマイヤベガもムラのある馬だな。