前回書いたように先日ようやく3歳馬シルクオーキッドがデビューした。結果は前回書いたように見事なまでの大惨敗。
それから10日後。帰宅したら郵便受けにはシルクホースクラブからの速達が届いていた。そこに入っていたのは代替出資証書。そしてシルクオーキッド引退のお知らせ… 。
遅すぎるデビューに早すぎる引退。1戦して馬群からちぎられる大惨敗をして即引退である。あまりにあっけない。シルクにはパイロット引退の時に書いたように補償制度というものがあるが、未出走の場合は馬代金の75%が補償されるのに対し、出走して未勝利だと55%しか補償されない。この20%分の差額を埋めるために無理矢理出走させたのではと疑ってしまう。シルクオーキッドは総額2500万円の馬なので、20%だと500万円である。出走すればシルクホースクラブにとって500万の得になる。レースに出てもまともに勝負できる状態ではないのに無理矢理出走させて、この差額分を浮かせたのではないだろうか?なお、この補償金は前にも書いたように現金支給ではなく、今後申し込む馬の代金支払い用の代替出資証書として支給される。
さらにこの速達はタイミングが悪くやってきた。何故なら帰宅直前に今年度の会員優先出資の募集で1歳馬2頭の申し込みの封書をポストに入れてきたのである。申し込みがあと1日遅ければこの申し込みにオーキッドの代替出資証書を使えた筈である。しかし、既に申し込んだ後なのである。こんなに早く代替出資証書が届くとは思っていなかったので既に申し込んでしまった。会員優先募集の時期だけにわざわざ速達で送ってきたということには感謝するが、タイミング悪すぎ。しかたがないからもう1頭出資しようか?それとも来年まで温存するか?まだ決めていない。なお、既に申し込んだ2頭は抽選を通れば私の出資馬となる。正式に出資が決定したらこのコーナーで紹介しよう。
いろいろ書いたが、結局のところ現状シルクをやめるつもりはない。出資者の中にはたとえ賞金をくわえてこなくても、1戦でもいいから愛馬にレースに出走して欲しいと思っている方もいらっしゃるだろうから、レースについていける状態でないのに出したことを一概に責めるばかりにもいかないだろう。未出走のまま引退ならそれはそれで不満を漏らす人も多いだろうし。でも私としては金銭的なことを抜きにしても、まともに勝負になる見込みがほとんど無い状態での出走はやめて欲しかったのだが。ビリはしょうがないとして13.2秒差の惨敗はいくらなんでもまずいだろう。調教でも動きが全くよくなかったようであるし。オーキッドは牝馬だけに引退が早いことはやむを得ないことだと思う。ましてや貴重なナリタブライアン産駒である。繁殖にあがるようなので、立派な仔を産むように頑張って欲しい。シルクには過去にシルクの会員として母馬に出資していた会員にはその仔がシルクの募集馬となった場合優先的に出資権が与えられる制度がある。もし、オーキッドの仔がシルクの馬になったら、私はその馬への出資を申し込むだろうか?それはその時になってみないとわからない。