府中西門ルポ 

「みやこ」  店員さんがこのページを見ていた編

 店員さんがいきなり「インターネットやってる?」と話しかけて来た。


[2002年2月3日(日)]


 「今日はどこにいこうかな?」いつものように負けた私は、いつものように東京競馬場西門を出て、いつものようにオケラ街道を歩く。結局、西門で最もお気に入りの店「みやこ」に到着する。そして、店内のテーブルに着き、ビールとつまみを注文する。お気に入りの「揚げはんぺん」はメニューから無くなっていた。

 ビールを片手に競馬談義(別名:負け犬の遠吠え)に花を咲かせていると、店員さんが話しかけてくる。

店員「お兄さん、インターネットの書き込みとかする。」

私「書き込みって掲示板とかですか?」

店員「うちの店のことが書き込んであったみたいだけど、そのことをカイタノ書いたのお兄さんたちのうちの誰かじゃないかしら。」

私「僕はホームページを作っていますし、それ以外にもいろんな掲示板に書き込みをしているけど具体的にどういうページですか?」

店員「私も直接みたわけじゃないけど、西門のコーナーがあって珍メニューだとかうち(みやこ)の揚げはんぺんのこととかが書いてあるところがあるみたい。」

(それはほぼ間違いなくこのページだ。そもそも西門のことをテーマにしたページを検索システムで探しまくったが日本中探しても無かったのでこの西門のページを作ったんだし。)

友人A「(私を指さしながら)それはこいつのページですよ。」

 店の人にこのページの存在が知られてしまっていたらしい。常連客の一人がこのページを見つけて、プリントしてこの店にもってきたらしいのであった。それでインターネットをやらない店員さんにもこのページの存在が知られてしまったというわけだ。

 その店員さんは自分のことを「おばちゃん」と表現されていたのが気に入らないらしく「おばちゃんじゃなくおねえさんと書いてよ」と言われた。というわけで以降その店員さんを「おねえさん(自称)」と表記する。

 「みやこ」揚げはんぺん復活していただけないでしょうか?編に書いた「何にしましょうか」と言われて「灰皿」と答えたやりとりをおば…じゃなかったおねえさん(自称)が覚えていて、それでそのページが私のものであるということがほぼ特定できたらしい。その会話の内容をわざわざ覚えていたのか?まあ、そういうバカなやりとりをする人間もそんなにはいないだろうから私だということがバレバレなのかもしれないが。(それからこの店に行くたびに「揚げはんぺんないんですか」と言っているのも私だし。)

 その常連客がプリントしたものを店に持ってきたときは、「それを書いたのは誰なのか」という話で盛り上がっていたらしい。店の常連客で読んでいた人がいたというのは驚きだ。そういう人に読んで頂いてこそ書いているほうもやりがいがあるというものである。(もちろん、新規顧客の拡大に繋がればもっと嬉しいが。)

 というわけで、「みやこ」を紹介したお礼として店員さん(おねえさん(自称)とは別の人)がビールを一本おまけしてくれた。そして、その常連さんが「来たら揚げはんぺんを出してあげたほうがいいよ」と吹き込んだらしく、この日のメニューには無い筈の揚げはんぺんが出てきた。いつもなら3個なのだがこの日は倍の量が出てきた。「みやこ」はこのページでおすすめの店として紹介されたおかげで、店員&常連の間では「インターネットで評判の店」ということになってるらしい。まあ、このページの知名度云々は別にして、インターネット上に西門の飲み屋を紹介するページはほとんど無いので、西門一評判の店が「みやこ」ということになるのはほぼ間違いないが。

 そして、この日前述の常連さんにおごってもらった新メニューとして「とんとろ炒め」というものがある。豚の「トロ」といった部位を炒めた物(だと思う)なのだが、かなり旨い。これは揚げはんぺんに次ぐおすすめのメニューである。宣伝しておくように言われたので宣伝しておこう。

 そして帰り際に飴をもらった。珍メニューに「たまに品切れになってくれない時もある。」と書いてあったのでちゃんと用意していただいていたらしい。

 このページも「みやこ」準公認ページになるのかな?なんか、このページをプリントしたものを壁に貼ろうかどうかを検討していたらしいし(笑)。今日はまず話しかけてもらったから良かったけど、それが無くて、いきなり店に入って貼ってあったらちょっとビビったかもしれないな。


戻る
もっと戻る