何を用意すればいいんだろう

 どんな趣味にも準備が必要ですね。あやとりでさえ紐を用意しなきゃできないというものです。同様に競馬をするのにも準備が必要です。それでは、どのようなものを用意すればいいのでしょうか?

必ず必要な物

カネ

 これだけは、何がなんでも必要です。まさか帰りの交通費を持っていかない馬鹿はいないと思いますが、その他に馬券を買う金、食事代、新聞を買う金などが必要です。なお、クレジットカードでは馬券は買えませんのでご注意を。ただし、競馬場の競馬グッズ売場ではクレジットカードが使えます。どこの会社のが使えるかは正確には覚えていませんが、JRAカードならまず使えます。

あったほうがいいもの

新聞

 競馬では行われているレースがどのようなものか、どのような馬が走るのかを調べ予想をするために新聞を使います。競馬で使う新聞には、競馬新聞(専門紙)とスポーツ紙の2種類があります。競馬新聞のほうがデータが豊富ですが値段は高いです(競馬新聞は450円、スポーツ紙は130円ぐらいが相場)。また、競馬新聞を使う場合でもスポーツ紙を持っていったほうが便利です。なぜなら、競馬場やウインズでは床に座らなければいけないこともあるからです。スポーツ紙だと競馬以外の記事のページや全面広告のページもあるので必要のない部分を切り離して床に敷くことができるからです。

 また、WINSでは関係ないのですが競馬場では野外で観戦することもあるので雨が降ってきたときに頭の上にかぶせて雨を防ぐ雨よけとしても使えます(傘をさすと後ろのお客さんに迷惑がかかりますし)。太陽がまぶしい時には目の上に帽子のつばのような感じであててヒサシとしても使えます。落語家は扇子と手ぬぐいをいろいろなものに見立てて小道具代わりにして芸をしますよね。馬券師(特に競馬場派)にとっての新聞は落語家にとっての扇子や手ぬぐいと同じぐらい重要なものです。扇子や手ぬぐいと違って、毎日同じものを持っていけばいいというものではなくその日の新聞を持っていかなければいけないという点が違いますが。

 なお、競馬新聞は競馬場内でも売ってますが、スポーツ新聞は売っていません・・・と思っていたのですがこないだ東京競馬場で売っているところを見かけました。まあ、コンビニや駅のキオスクで買えますので、あらかじめ用意したほうが無難でしょう。競馬新聞の場合は前日の昼ぐらいから店頭に出ます。

筆記用具

 馬券を買う時はマークカードを使う場合がほとんどです。ですから、カードをマークするサインペンの様なものを持っていったほうがよいものと思われます。ただし、蛍光ペンだと機械がマークを読みとってくれないので蛍光ペンでないものを持っていけばいいでしょう。
 また、筆記用具は馬券検討する際に競馬新聞にメモをするためにも使用します。初心者は競馬新聞の見方がよくわからないかも知れませんが、それでも買おう(あるいは消そう)と思った馬に印をつけるぐらいはすることがあるかも知れません。競馬新聞は通常黒い文字で印刷されているので黒や青のペンでメモを取った場合見づらくなります。赤や緑で蛍光でないペンがおすすめです。

あると便利なもの

携帯ラジオ

一応場内に実況中継が行われますが、あると便利でしょう。ちなみに競馬中継が行われているのはAMか短波です。

オペラグラス

 ただし競馬場でのみ有効。ウインズにもっていってもしょうがないです。

携帯電話

 i-modeなどのWeb機能が付いていればなお便利…と昔カイタノですが、最近だとスマートフォンならなお便利ですね。オッズやレース結果の確認や場合によってはインターネットネット投票にも使えます(まあ、初心者がいきなりネット投票の会員にということはそんなにないかも知れませんが、競馬を続ける気があるなら入ってみるのもいいでしょう)。
 また、後の章で詳しく書きますが競馬場は広いですし、パドック→馬券売場→スタンド→(場合によっては)払戻所と動き回ることが多く、人によってそのペースも異なりますから、友人・知人と行くときはほぼ必須のアイテムです。

タブレット端末

iPad等のタブレット端末もあれば便利です。インターネット上には無料で馬柱を見れるページがありますし、上で書いた競馬新聞と同等のものがpdf形式で売られています。ちなみに私は Kindle Fire HD (現Kindleタブレット)を使っています。あれは軽くて便利。なお、競馬新聞の代わりに使うのなら画面の大きさは8インチ以上がいいでしょう。日本の競馬新聞は情報量が多いので文字が細かく、画面が小さいと見づらいです。

ちなみに、JRA公式データが提供されている JRA-VAN というサービスのデータLABを利用して競馬新聞風の馬柱を作成するソフトも結構あるのですが、月額料金がかかるので初心者にはあまり向いてないかもしれません。私は愛用してますが。競馬に慣れてきて、長く続けるつもりがあるのであれば入ってみるのも良いでしょう。

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