実際の競馬の流れはどうなんだろう

というわけで、ここでは実際の競馬の流れを説明します。

競馬開催日

 競馬は基本的に土日に行われます。ただし、年末年始はお休みで、その振り替えとして1月は変則開催となり、金土日や土日月といった開催になったりします。ただし、1月5日は曜日に関係なく行われます(と思ったら2007年は行われない模様)。ちなみに5月最終日曜日は必ず日本ダービーが行われます。

一日に行われるレース

 競馬は通常朝10時頃に第1レースが行われます。そして、一日11〜12レース行われます(ただし、例外も若干あります)。

 大相撲は序の口の取り組みから始まって、後の方になるほど番付(つまりクラスですね)が上の取り組みになっていきますが、競馬も始めの方は未勝利馬などクラスが下のほうの馬によるレースであり、後ろの方になるほど上のクラスのレースになります。

 競馬と相撲の大きな違いは競馬ではメインレース(つまり相撲でいうと幕内の取り組み)のあとにさらに1レース条件戦(相撲でいうと幕下か三段目ぐらいの取り組み)があるということでしょう。つまり、その日の一番格の高いレースであるメインレースは後ろから2番目に組まれているということです。通常メインレースは3時半ごろ行われ、最終レースは4時過ぎに行われます。

 競馬には普通のレースだけではなく障害レース(99年からジャンプレースと名称変更)というハードル競技のようなレースが行われる日もありますが、これは上記の規則とは関係なく、昼休みの直前(ただし重賞・特別レースは午後)に組まれています。

1レースの流れ

パドック

レースに出走する馬はまず、パドックとよばれる下見所に出てきます。ここで、しばらくファンにお披露目をしてから、騎手を背に乗せレース場に向かいます。ここは、馬券を買うファンにとって馬を見定める場所なのですが、初心者にはパドックで馬を判断するのはなかなか難しいものです。

 馬は草食動物なので非常に怖がりであるので、フラッシュを使った写真撮影は禁止されています。その他にも大声を出すなどの馬に刺激を与える行為は慎みましょう。

本馬場入場

パドックを周った馬は、実際にレースの行われる馬場に入ってきます。ここでウォーミングアップをすることを返し馬と呼びます。

枠入り(ゲートイン)

レースの発走時刻になるとファンファーレが鳴り、馬達はゲートに入ります。そして、これが無事終わるとスタートします。

レース終了

各馬がゴールするとレースは終わりです。ただし、不正行為の可能性があるため審議をする場合や、判定が微妙で写真判定をする場合があるのですぐに結果が出るとは限りません。

確定・払い戻し

レースの結果が確定すると、掲示板に赤ランプが点灯し(ちなみに審議中は青ランプ)、馬券が当たった場合確定後に払い戻しを受けることができます。

 ちなみに、馬券はその日の発売開始時刻(9時半頃)から発走時刻の2分前(その競馬場で行われるレースは発走時刻)まで買うことができます。ただし「当回」と書かれている窓口では前のレース終了後からでなければ購入できません(メインレースを除く)。

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