古馬牝馬戦線は同じようなメンバーで戦っていて強弱の差がはっきりしていることが多いせいか堅いことが多い。ハンデ戦ですら堅めに収まる。まして別定戦ともなればなおさら堅いだろう。今回は少頭数ということもあり堅めに収まる公算が大きい。オープン勝ちのある馬が３頭しかおらず、オープン馬自体が６頭しかいない。それらの馬を中心に組み立てれば間違いないだろう。 　３頭のオープン勝ち馬のうち、一昨年の阪神ＪＦの覇者テイエムプリキュアは早熟傾向があり「すでに終わった馬」である。起死回生をかけてブリンカーを着けてみたが効果なし。さすがに叩き６戦目では叩いて一変ということもないだろう。オープン実績はあるがこの馬は消しである。

　それでは残るのはディデラノビアとアサヒライジング。これらの１，２着で決まる公算が高い。頭にするのはディアデラノビア。３着がやたら多い馬だが、今回は頭で狙う。前走の京都牝馬Ｓではきっちり勝っているのだし、相手が強くなければしっかりと勝てる馬である。

　アサヒライジングは２着付け。何故か２着に来ることにかけては天下一品の小林淳一騎手が騎乗していた頃はきちんと勝っていたが、別な騎手が乗るようになってからは２着が多くなった。父のロイヤルタッチは善戦するが勝ちきれない馬だったので、血統的にも２着狙いの方がよいだろう。前走は休み明け、斤量不利、道悪と悪条件が重なっての惨敗だったが、一叩きされた今回はメンバーが手薄なこともあるが実力を発揮できるに違いない。

　上記２頭の馬単でもよいのだが、３着を絞って３連単とする。３着にはテイエムプリキュアを除くオープン馬全て。これでも３頭しかいないので、ここまで絞れるなら３連単で買った方がお得である。