本命は府中巧者で昨年の勝ち馬のエイシンフラッシュ。ダービーを勝った後２年以上善戦はするものの勝てなかったが、昨年の秋の天皇賞で復活した。そして前走の毎日王冠も勝つなど東京コースは得意である。全６勝のうち４勝を2000mで挙げており、ダービーは勝っているものの2000mがベストの距離と思われる。昨年は毎日王冠惨敗の後に臨んで秋の盾を制したが、今年は前哨戦の毎日王冠を勝って勢いに乗っている。昨年と同じM.デムーロ騎手というのも心強い。秋の天皇賞連覇に期待しよう。

　対抗は穴狙いで一昨年のこのレースの覇者トーセンジョーダン。昨年の秋の天皇賞でも本命にしたのだが13着に惨敗した。その後も低迷しているが、この馬の府中適性は侮れない。得意の府中コースでの復活に期待しよう。池江厩舎が４頭出しで勝負してきているのもなんとも不気味だ。

　その他では４頭出し池江厩舎の馬のうちの１頭トゥザグローリーを押さえておこう。池江厩舎の残りの２頭は前走がこのレースと相性が良くないオールカマーということで無印とする。

　それから３歳ながら菊に向かわずに盾に挑戦してきた皐月賞２着馬コディーノと、渋った馬場で逃げ残りの可能性があるトウケイヘイローを押さえる。

　１番人気のジェンティルドンナも一応押さえるがあくまで保険程度。強い馬だし順当に行けばこの馬が勝つのだろうが、宝塚記念の様に力を出し切れない可能性があり、他にも有力な馬が何頭もいるので鉄板とまではいかないだろう。